Twitterから。
> 「くしゃがら」「禁止用語」で思い出したけど、某出版社で「四つん這い」は出版禁止用語だと担当にボツられた。「床屋」もダメだと。
「じゃあ禁止用語の一覧ください」って言ったら、「出版できないから有りませんよ」って言われて宇宙猫みたいになった。
これは「ではその虎を屏風から出してください」みたいな華麗なるとんち。
昔「違法電波をやめよう」という啓発CMを作った時、
その違法電波機材を借りてきて、
違法電波を出しているシーンを撮影しなければならなかったとき、
「その機材が電源入ってるかどうかぱっと見で分かりにくいな。
パイロットランプとかつかないの?」
って電源入れようとしたら凄い形相で止められて、
「違法電波になるからダメです!」
って言われたことを思い出した。
違法電波はダメだというCMで、
違法電波を出すシーンを撮影できないとはこれいかに?
あ、だからアニメーションとか、
違う表現や婉曲表現に逃げてるんだね。
でも、ストレートにこれはダメですといわないと、
違法してるバカには効かないと思うがねえ。
やっと最近の東急のポスターで、
「なぐっちゃだめだよ」なんてバカでもわかるポスターがあったが、
そういうことだと思うんだな。
効果があったかどうか知りたいが、
そんな調査もないのだろう。
「○○はダメです」の啓発系は、
実際に効果があったかどうかよりも、
「啓発活動をしました」の事実の方が重要だったりする。
まあ、本気で啓発するつもりはなくて、
こなし仕事でみんなやってるんだろう。
大体、差別撤廃運動するようなやつは、
それを大義名分にして揺するやくざだからなあ。
「その団体から暴力的抗議を受けることを避ける」
が目的になっていて、
「差別意識とはどのようなものか」
という議論が置き去りにされ、
形式主義だけが蔓延する。
僕は差別意識を撤廃することには大いに賛成なので、
彼らと議論した上で表現を決定する責任があると思うが、
たいていはそんなにちゃんと議論しなくて、
抗議された○○を除去しました、
で対応していることが多い。
日本人の事なかれ主義にうんざりする瞬間だ。
プロデューサーや編集者は、
作者のかわりに抗議者に対応することがある。
僕はそのガードはいらなくて、
抗議者と対話したいんだよね。
2020年12月30日
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