これもテストを解くコツみたいなことだけど。
デカイ問題は、分割したり、
規模を小さくすると解ける。
その応用でデカイ問題も解けることがある。
シナリオも同じだ。
大きさ100の問題があるとする。
それが解けなくて、
うまく進行できなくて、
シナリオが止まるとしよう。
それを鮮やかに、上手くやっつけようとすると、
思いつかなくて、止まってしまい、
いずれ挫折になってしまう。
こういう時は、
「自分が解ける小さな問題」で切り崩す。
4分割した25なら行けるかと考える。
それも無理なら10や5くらいまでの大きさに、
切り取れる部分があるかをやってみる。
吸血鬼を倒すとして(100)、
最終的には太陽を浴びせればいいとして(80)、
洞窟からどう出すかを考えるとして(60)、
釣り餌でおびきだすとして(40)、
その餌をどう集めるかを考える(20)わけだね。
しかし餌で洞窟から出てきても警戒されるな、
と気づけるから、
黒幕を洞窟の周囲に張り、
一気に落とすのはどうだ、などと考え、
黒幕を静かにバレないように張る(20)、
のパートを考えていくわけだ。
出来ないことを、
出来ることの寄せ集めにしていくのだ。
そこに、奇想天外なアイデア勝負になっていくのである。
余談だが鬼滅のラスボス、無惨の倒し方は本当につまらなかった。
「夜明けまで粘る」しか作戦がなく、知性がなさすぎた。
それがギリギリという表現は良かったが、
もっと計画があるだろうと思う。
つまりこれは、「出来ること」=「粘る」と、
誰でも出来る1にまで下げたことである。
まあ、出来るけどつまんないよね、みたいなことまで、
「出来る」に分解したわけである。
書けなくなって止まってしまうよりは、
このように「出来ること」まで問題を分解して、
書き続けることはいい。
だけどリライトで、
もっと出来ることを増やしていって、
面白くしていくべきだったろう。
分解以外にも小さくする方法はある。
妥協だ。
100クリアしなければいけない問題を、
60で通すのである。
残り40はあとで取り返すつもりでまず動く方法だ。
戦術でいうところの拙速である。
とにかく手をつけてしまって、
完璧でなくても良いのでガツンとかませば、
その印象で次へ行けるわけだ。
4段階工程が必要なものを、
全部100で突破するから難しくなってしまう。
全部60でゴールしてしまえば、
とにもかくにもゴールまでは出来るだろ。
なんなら30ずつで突破してもいい。
ハードルを下げて小さい問題にして仕舞えばいい。
もちろん、それがあとでお釣りが帰ってくるような展開にできれば、
それすら伏線だったように見えるぞ。
よほどの天才でない限り、
100を一気に100取れない。
だから部分点でかせいでいく。
ていうか本物の天才は、
100の中の10を解けば残り90を解いたことになる、
その10を見つけるのがうまいのだ。
偶然それに気づけることもあるけど、
数あるストーリーの場面で毎回100を取っていかなくていい。
分解したりハードルを下げたりして、
次々クリアしていこう。
最後までたどり着くことが目的だ。
ゴールさえすれば、リライトで直せるからね。
リタイアしたら、リライトすら出来ない。
2021年01月04日
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