「正しい」構えと打ち方(突き刺す系の打ち方)と、
「悪い」僕の構えと打ち方(手首つけて撫で打ち)では、
打ちやすさのばらつき(統計用語で分散値)が違うことに気づく。
突き刺し系の打ち方では、
指の打ちやすさ、打ちにくさの分散が小さくなる。
どの指もまあまあ等価に感じる。
逆にいうと、小指程度の器用さに、
人差し指や中指が抑えられている気がした。
感覚でいうとこんな感じ。
ABCの三段階くらいしか差がないと感じた。
CBABB BBABC
BBAAB AAAAB
CCCBB AABBC
A A
左右の差もだいぶ吸収する感じ。
ちなみに撫で打ちだと僕はこう。
0←良い 嫌→9
なおQPは薬指前提。小指なら9評価。
87338 83135
77223 10136
77423 21346
3 3
撫で打ちの方が分散が大きい。
一番いいところと一番嫌なところの差が大きく、
左右の開きもかなり感じる。
撫で打ちは、
「器用なところを十分使いたい」ための打ち方で、
突き刺し打ちは、
「弱いところに全体を合わせた」打ち方のような気がした。
撫で打ちは資本主義、
突き刺し打ちは共産主義みたいな感じ?
僕は自分の意思を表現したいので、
一番伝えられる右人差し指が、
コンドームを被っているのは許せない。
100%右人差し指を使いたい。
その意識が最初にあり、
それを崩さない撫で打ちに辿り着いたのだろう。
突き刺し打ちでは、
右人差し指の微妙な感覚が殺されて、
とても気持ち悪く感じる。
接触面積が大きい方が、神経細胞は多く接触していると考えられる。
もし突き刺し打ちでないとキーボードは正しくない、
などという強い風潮があれば、
僕はさっさとキーボードを捨てて、
今ごろ音声入力の研究をしてたかもしれない。
少なくとも、キーボードには二種類の構えと打ち方がある。
速くて、合理的で、キーボードと付き合いやすいのは突き刺し系だろう。
しかしそれは、「人間が機械に合わせた」形に僕には見える。
僕はそうじゃない立場から、キーボードや打鍵を見ている。
「俺に機械が合わせろ」としたいようである。
2021年01月03日
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