手に染み付いた何かは、簡単には変わらない説。
僕の場合、
・ペンを持つ浅い角度で撫で打ちする
・手首はつけたままで、小指側の骨を中心に円を描く
・右偏重、人差し指偏重、左薬指小指は使いたくない
・シフトは親指で、かつ連続シフト
・清濁同置
・左右の同時押しは嫌いじゃないけど、
濁音化とか、変調みたいな感じで使いたい
・小指伸ばしは嫌、TYQPも嫌、数字段無理
・範囲をなるべく狭くしたい
から、ひとつも変化していないということが、
何年もやってわかってきた。
新しくタイピングなるものを学ぶのではなく、
「これまで培ってきた手の感覚」
「これまで培ってきた操作感覚」
を適用する形になっていることがわかってきた。
新しいムーブを学べるのは、ほんとうに若い頃だけなのだろう。
突き刺し系の打ち方で字を書くのは、僕の感覚に反しすぎる。
めんめんつさんが、さらに新しい配列を検討中のよう。
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2021/01/02/181726
いろは坂でも感じた、彼なりの手の感覚というものがあると思う。
・qwertyの感覚ベース
・薬指は弱くない、小指伸ばしも全然OK
・濁点は後置でも苦しくない
・中指薬指は上段がメイン
・同時打鍵は無理、逐次打鍵にしたい
・親指併用は無理
あたりが、独自性というか個性だと思われる。
論理配列や物理キーボードは、
こうしたことに応えられる必要があると思う。
これだけ違うのだから、
リアルフォース×qwertyローマ字だけで、
両対応できるとはとても思えない。
人間はある程度適応力があるが、
「自分の感覚をベースにする」ことしか出来ないと思う。
突き刺し系の打ち方の人が撫で打ちになるとは思えないし、
右手偏重の人が左手偏重になるとも思えない。
「自分のマスターしてる範囲でのアレンジ」が限界ではないか、
と僕は思うわけだ。
新下駄の左右等価や、飛鳥の中段偏重も、
合う人には合うし、合わない人には合わないのだろう。
その他の配列しかり、
その他の物理配列しかり。
厄介なのは、
自分の感覚が正しくて、他の人はおかしいと思ってしまうことだろうか。
明らかに不合理なqwertyは僕はおかしいと思うが、
おかしいと思わない人には、
「もうそういうふうにマスターしてしまったベース感覚」
なんだろうね。
逆に、そこから抜け出る方が苦痛というか。
だから、僕はたくさん動画を撮って、
「薙刀式はこのような手の内なんですよ」って、
分かるものを作りたいんだよなあ。
「この動きなら出来る」「この動きなら合う」ってやつが、
見えるといいと思っている。
他の配列で違和感を覚えている人に、発見してもらいたいと思う。
単純に、僕が適応力が低い可能性もある。
手書きペンで挫折したからタイピングが凌駕した人は、
わりといるようだし、
手書きペンベースの手の感覚でのキーボード操作は、
二重にややこしい可能性もある。
ダンスはうまく踊れない。
踊れるような身体感覚が羨ましい。
出来ないなりの身体は、
人によって異なるのだろう。
それがおっさんになってから適応できるかも、
人によって異なるかも知れない。
本日、サドルプロファイルのさらに改良版が出来て、
ますます指の運動が合理的になった。
この「手の感覚」が万人に共通かどうかが分からないので、
ほんとにイベントでみんなに触ってもらいたいなあ。
コロナ憎し。
2021年01月07日
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