2021年01月20日

【自キ】木へんに反ると書いて板

なるほど、板は反る前提で木工をしなければならないのか。
せっかく作ったお盆が反ってきて、
今更木工の基礎を知る。
失敗は学習の母なり。


削ってる時は真っ直ぐだったけど、
蜜蝋を塗り込んだため、木材の中の湿度が変化したのだろう。
それによって1mmほどずれた。
肉体から見て1mmはそんなひどくないけど、
キーボードを置く面が1mm高低差があると大変だ。

板には木表と木裏があるそうだ。
一般に木表に反る。
(詳しくはググって)

反ってもいい方向に板を使わないと、
あとで延々と反りに困るということだね。
僕は逆面を彫ってしまったのだよ…


自作キーボードで木材を使うときは、
ケースやキーキャップの大きさ程度だから、
そんなに影響はないかも。
しかしパームレストやそれ以上のものを作るときは、
反りの影響が出ることを考慮に入れないといけないね。

木材を選ぶ時は、木目の面白さで選んでたけど、
反りの方向を考えて、
木表木裏を見てから、木目の面白さを見ないといけないんだね。
こんなことを勉強するとは思わなかったぜ。

そして複雑な木目ほど面白いのだが、
複雑な木目ほど反りが素直じゃないという。
捻くれ者が損をする。

日本の大工の釘を使わない、木同士で接合する継ぎの技術は、
あとで反りが生じる前提なのだそうだ。
釘だと反りと釘の力が延々と喧嘩するからね。
なるほど木の国日本は賢い。
地震に対して揺れて対処するのも知恵だし、すげえぜ木工。
こういうこと、小学校で教えるべきじゃない?
歯車やピストンの仕組みとかも。
(機械工作は滑車とテコくらいしかなかったよね)


反りがひどい時はもうそれをベースに、
カンナを掛け直すそうだ。
今重しで戻しているが、また削り地獄に戻るのか…?
posted by おおおかとしひこ at 12:23| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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