なるほど、板は反る前提で木工をしなければならないのか。
せっかく作ったお盆が反ってきて、
今更木工の基礎を知る。
失敗は学習の母なり。
削ってる時は真っ直ぐだったけど、
蜜蝋を塗り込んだため、木材の中の湿度が変化したのだろう。
それによって1mmほどずれた。
肉体から見て1mmはそんなひどくないけど、
キーボードを置く面が1mm高低差があると大変だ。
板には木表と木裏があるそうだ。
一般に木表に反る。
(詳しくはググって)
反ってもいい方向に板を使わないと、
あとで延々と反りに困るということだね。
僕は逆面を彫ってしまったのだよ…
自作キーボードで木材を使うときは、
ケースやキーキャップの大きさ程度だから、
そんなに影響はないかも。
しかしパームレストやそれ以上のものを作るときは、
反りの影響が出ることを考慮に入れないといけないね。
木材を選ぶ時は、木目の面白さで選んでたけど、
反りの方向を考えて、
木表木裏を見てから、木目の面白さを見ないといけないんだね。
こんなことを勉強するとは思わなかったぜ。
そして複雑な木目ほど面白いのだが、
複雑な木目ほど反りが素直じゃないという。
捻くれ者が損をする。
日本の大工の釘を使わない、木同士で接合する継ぎの技術は、
あとで反りが生じる前提なのだそうだ。
釘だと反りと釘の力が延々と喧嘩するからね。
なるほど木の国日本は賢い。
地震に対して揺れて対処するのも知恵だし、すげえぜ木工。
こういうこと、小学校で教えるべきじゃない?
歯車やピストンの仕組みとかも。
(機械工作は滑車とテコくらいしかなかったよね)
反りがひどい時はもうそれをベースに、
カンナを掛け直すそうだ。
今重しで戻しているが、また削り地獄に戻るのか…?
2021年01月20日
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