漢直の夢を時々見るのだが、
日本語の普通の文章で、ひらがなだけ取り出した場合の使用頻度は、
全部をひらがなに変換した統計頻度とは違うよね。
今日は、とてもいい天気です。
を例に取ろう。
薙刀式でいうところの、
話題の語が漢字、
繋ぎの語がひらがなになっている。
無理矢理、
今日は、とても良い天気です。
と漢字にしてしまうと、
は 助詞
、 句点記号
とても 副詞
い 形容詞語尾(連体形)
です 助動詞(終止形)
。 読点記号
と、ひらがなパートは全て繋ぎの語になり、
今日
良
天気
と、名詞形容詞語幹の、話題の語が漢字と、
役割が明快に分かれることがわかる。
もちろん典型的な例で議論してみたわけで、
和語はひらがなだろうし、
漢字もひらがなに開くだろうから、
必ずしもそうではないだろう。
妄想を逞しくすると、
話題の語: 専用の漢直
繋ぎの語: 専用のカナ配列
と組み合わさっているものが、
日本語を記述する上で最強だろうか。
漢字を開いたり、カタカナ語はどうすんだというややこしい部分もありそうだけど、
大枠これで配列を作れればいいのかもね。
カナ配列は、漢字をカナ漢字変換しなければならない、
という制約から生まれたものだろう。
漢音の第二音、ういんきくちつをほぼ右手の単打に置いた、
親指シフトをきっかけに、
多くのカナ配列はこの考え方から離れてはいまい。
拗音を同時押しワンアクションにしたいのも、
漢字には拗音がとても多いからだ。
ひらがなでは拗音はレアだろう。
(ちょっと、しょうがない、ひょっとしたら、などレア目。
ただ擬態語擬音語にはよく出るか)
もし漢直+繋ぎの語専用カナ配列のような配列が出来たら、
その配置はこれまでとは全く違うものになるのだろう。
漢直ではなく、カナ漢字変換をメインとする配列で、
薙刀式は、特異的に繋ぎの語に地位を与えた配列かもしれない。
飛鳥が、助詞の打ちやすい位置と拗音の倍速打鍵を、
かろうじて議論していたくらいかな。
まあ無意識にはそうやっていて、
議論として取り出してないだけかも知れないが。
漢直用のレイヤーと、
カナのレイヤーを使い分けることになるのだろうか。
そのカナも30に収めるにはシフトによるレイヤー化が必要で、
漢字レイヤーで数ストローク、
カナをレイヤー切り替えで打つことを想像すると、
実は手間が増えるのではないか、
とずっと考えてしまう。
この手間と、IMEの変換監視の手間と、
どっちが楽になるのだろうか。
漢字/カナのレイヤーをフットスイッチとかでやるとまだ楽かな。
いや、想像すると面倒だな…
こうして漢直を想像しては元に戻ってくるのを、
最近よく考える。
2021年01月25日
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