2021年01月25日

【薙刀式】漢字を除いたカナの頻度が気になる

漢直の夢を時々見るのだが、
日本語の普通の文章で、ひらがなだけ取り出した場合の使用頻度は、
全部をひらがなに変換した統計頻度とは違うよね。


 今日は、とてもいい天気です。

を例に取ろう。
薙刀式でいうところの、
話題の語が漢字、
繋ぎの語がひらがなになっている。


無理矢理、

 今日は、とても良い天気です。

と漢字にしてしまうと、

は   助詞
、   句点記号
とても 副詞
い   形容詞語尾(連体形)
です  助動詞(終止形)
。   読点記号

と、ひらがなパートは全て繋ぎの語になり、

今日

天気

と、名詞形容詞語幹の、話題の語が漢字と、
役割が明快に分かれることがわかる。


もちろん典型的な例で議論してみたわけで、
和語はひらがなだろうし、
漢字もひらがなに開くだろうから、
必ずしもそうではないだろう。

妄想を逞しくすると、

話題の語: 専用の漢直
繋ぎの語: 専用のカナ配列

と組み合わさっているものが、
日本語を記述する上で最強だろうか。

漢字を開いたり、カタカナ語はどうすんだというややこしい部分もありそうだけど、
大枠これで配列を作れればいいのかもね。



カナ配列は、漢字をカナ漢字変換しなければならない、
という制約から生まれたものだろう。

漢音の第二音、ういんきくちつをほぼ右手の単打に置いた、
親指シフトをきっかけに、
多くのカナ配列はこの考え方から離れてはいまい。

拗音を同時押しワンアクションにしたいのも、
漢字には拗音がとても多いからだ。
ひらがなでは拗音はレアだろう。
(ちょっと、しょうがない、ひょっとしたら、などレア目。
ただ擬態語擬音語にはよく出るか)

もし漢直+繋ぎの語専用カナ配列のような配列が出来たら、
その配置はこれまでとは全く違うものになるのだろう。


漢直ではなく、カナ漢字変換をメインとする配列で、
薙刀式は、特異的に繋ぎの語に地位を与えた配列かもしれない。
飛鳥が、助詞の打ちやすい位置と拗音の倍速打鍵を、
かろうじて議論していたくらいかな。

まあ無意識にはそうやっていて、
議論として取り出してないだけかも知れないが。



漢直用のレイヤーと、
カナのレイヤーを使い分けることになるのだろうか。
そのカナも30に収めるにはシフトによるレイヤー化が必要で、
漢字レイヤーで数ストローク、
カナをレイヤー切り替えで打つことを想像すると、
実は手間が増えるのではないか、
とずっと考えてしまう。

この手間と、IMEの変換監視の手間と、
どっちが楽になるのだろうか。
漢字/カナのレイヤーをフットスイッチとかでやるとまだ楽かな。
いや、想像すると面倒だな…

こうして漢直を想像しては元に戻ってくるのを、
最近よく考える。
posted by おおおかとしひこ at 14:59| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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