どんなストーリーも、煎じ詰めれば、
大体は「敵を倒す」というストーリーになる。
それをもっと細かく細分化してみよう。
怪人を倒す ヒーローもの
犯罪者を逮捕する 刑事もの
正義の裁きになるように奮闘する 法廷もの
ライバルよりいい記録を出す スポーツもの
ライバルを直接倒す スポーツもの
ライバルよりもヒロインに好かれる 三角関係もの
お局を追い出す 会社や内紛もの
社会悪を告発する ジャーナリストもの
ライバル会社より先んじる 会社もの
悪を殺す 時代劇、オペラ
罪を憎んで人を憎まず 更生の可能性を秘めたやさしいドラマ
これらはざっとした分類だけど、
それ自体ももっと細かく分かれるだろう。
超能力で悪を倒すなら、超能力ヒーローものになるし、
チームで悪を倒すなら、チームヒーローものになるだろうし、
ある日目覚めた能力で倒すなら、スーパーヒーローものになるだろう。
どういう敵をどういう人々が、どういう倒し方をするかで、
ジャンルに別れる。
逆にいうと、ジャンルで、その型式はある程度決まっているということだ。
とりあえず思いつくままに挙げてみたが、
漏れはたくさんあるだろう。
色々考えてみるといいかもしれない。
逆に、敵を倒さないタイプのジャンルはあるだろうか?
それも考えに値すると思う。
しかし、たぶん敵を倒さない話は、
ぬるいものになるのではないか。
人類は敵を倒すことで脳内麻薬を分泌してきた民族かもしれないね。
ということは、ストーリーとは、基本、敵を倒すものなのだ。
そもそもコンフリクトがないストーリーはストーリーにならない。
最初はなくても、
何かをしようと思うと、反発や抵抗はあり、
それを除去することが後半のメインになってくるものである。
あとは、そのやり方違いで、
テーマは場所と行動に張り付いてくるのかもだ。
2021年02月09日
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