2021年02月12日

印象は分析を経ていない

印象でものを語る奴は信用するな。
分析された感想は、信用に値する。


印象でものを語られた感想で、傷つくべきではない。
それは所詮印象に過ぎない。
ほんとうに分析したものを恐れなさい。
それは分析するだけの労力がかかっている分、
冷静だからである。


大体、第一印象と中身が異なることなんて、
しょっちゅうある。
「第一印象で思った通りだ!」のほうが印象が強いから、
そればかり記憶に残るだけのことである。
(マーフィーの法則)

ほとんどの判断で第一印象はあてにならない。
あなたのほんとうの姿なんて、
長いこと付き合ったやつしか知らない。
第一印象であなたのことを理解する人はまずいない。
あなたの判断も同様だ。

アプリオリな感覚は、
一瞬正しいような気がするが、
よくよく考えてみると違うこともある。
しかし合っていることもある。
それだけのことである。
第一印象は合っているときもあれば、
ちがっているときもあるだけのことだ。
その正解率は、一定しないと考えるべきだ。

印象しか言っていない感想は、無視してよい。
ただ、そういう印象を与えていることが、
誤解に結び付いているならば勿体無いので、
反省材料にしたほうがいいとは思う。
でも参考程度だ。表面的なことに過ぎないのだから。

それよりも、
きちんと分析したものを参考にしなさい。
それも結構誤解に満ちていたりもするけど、
でも印象よりも自分の考えで展開したものだから、
首尾一貫性がある。
その首尾一貫性を信用することだ。
誤解があるならば、
じゃあ、その誤解を減らすにはどうしたらよいか、
ということが次の参考になるわけである。


印象は動物的である。
知性ではない。
動物に対してアピールしたいのか、
知性に対してアピールしたいのか、
まず選ぶことだ。
最終的には、両方にアピールしたほうが強いけど。
posted by おおおかとしひこ at 00:20| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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