2021年02月20日

【薙刀式】脳の速度のばらつき

薙刀式の動画を見ていると、
手の速度のばらつきというよりも、
脳の速度のばらつきの方が大きいことがわかってくる。


おおむね、
1200〜1500文字(変換後)/10分くらいで、
時々1500〜2000になる、
という感じの分布をしているようだ。

2000くらいになるのはギアがうまくハマった時なのだろうか。
レアではある。
あるいは小一時間くらい書いて、
あったまってきたときにこれくらい出てるかも知れない。
(常に測定してるわけではなく、
あくまで感覚なんだけど)

ただこれはブログの中でも簡単な文章のときだ。

入り組んだブログの文章だと1000切ることもある。
小説だと500以下の時もある。


ただし、
「簡単な文章ほど作業時間が短い(10〜20分程度)」
「入り組んだ文章ほど作業時間が長い(30分〜3時間)」
という傾向があり、
1時間を超える分量を考えて書きたいな、
と思う時は、
薙刀式よりも手書きのほうがいいようだ。

薙刀式の、
手の稼働限界は3時間くらい休憩なしでも集中できる
(手書きの原稿の清書)けど、
脳+手の稼働限界は、1時間くらいかと思われる。

それより大きな分量の考えをさばくときは、
手書きの方が楽だ。
3000〜5000字くらいがその境目のような気がする。

おそらく、
それくらいの分量の考えは、
考えの方に脳を使っていて、
たとえ無意識化された薙刀式でも、
そこに脳の領域を使いたくないのだと考えられる。
両手を使ったり、
10本の指を全部使いたくないもの。

右手人差し指とその他の支える指だけくらいに、
身体の制御を絞りたくなる。
(言うのは喉と舌の二つを使わないといけないので、
右手人差し指より制御する量が多くなると思う)

フリックは指一本でいけるけど、
漢字変換のノイズを処理するのに脳を取られ、
やはり効率が悪い。
iPhoneのIMEは頭悪いし。


で、
脳の速度って、色々あるんだなあ、
というのが、ここまでずっと調べてきた僕の感想だ。

だから執筆速度というものは、
日単位じゃなくて、週単位とか月単位になるんだよね。

分単位とか秒単位が、いかにナンセンスかと思う。
タイピングゲームの測定は、
あくまで指のスペック測定なのかも知れない。
(上の方は反応速度とか文の処理速度も加味されるだろうが)


脳の吐き出しを指で処理するわけで、
指がボトルネックにならないことが、
配列やキーボードの目的だろう。


薙刀式は2000より上がるのかは、
まだ分からない。
僕の脳の速度が2500なのか3000なのか、
そういう時が普通なのか、
測定のしようがないので、
少しずつ指の速度を上げていくことでしか、
実感できないのだろう。


分かっていることは、
短い文章と長い文章では、
作業時間が線形の関係になっていないことだ。

短い文章の倍を書くのに、
時間は倍以上かかる。
2乗よりは早い気がするが、
これまた測定が難しい。
「あ、書こう」と思った時に測定装置を準備してる間に、
「書ける気」は蒸発するからね。



日本でこんなことを考えてるのは俺一人なのだろうか?
「効率化したい」ことまでは考えるが、
「それがどのような作業なのか」を、
そもそも調べているやつはそんなにいなさそうだ。

降って湧いた温泉、なんとなく量はカンで分かるが、
それを処理するのに複数の道具の選択肢がある状況、
というのが今の感覚だ。

少量ならフリック(660だけど、どこでも書ける)
中量なら薙刀式(1500前後、小一時間まで?)
大量なら手書き(300〜700程度。時間単位で腰を据えて)

みたいなことだろうか。
速度じゃなくて、量で使い分けてる感覚がある。

このうち、中量のときでも、
文章の入り組み方によって、1000〜2000程度のばらつきがあるらしい。



「自分は大体そういう感じで考えてます」
を数字で意識することは難しい。
考えてるときは、考えてるからね。

それでもこういう感じの分量、
ということは分かってきたので、ここらでまとめてみた。
posted by おおおかとしひこ at 10:57| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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