何年かたって、だいぶ固まってきたような気がするので、
よくあるパターンを見出してみる。
・親指の島に、
Lower/Raise(レイヤーキー)。
Shift、Ctrl、CommandまたはWin(Gui)、AltまたはOption(Alt)の、
4モデファイア。
英数、かな(Macは特に)。
エンター、BS、Del、カーソル。
のうち、欲しいものをチョイス。
全能勢は親指が対応できないので、
どれかは親指、どれかは小指外、どれかは最下段キーのどこか、
みたいな振り分けがよく見られる。
親指のマックスは4キーずつかなあ。
・カーソルはRaise+右手の、右手片手が多い。
HJKLの一列、JKILの4方向がポピュラー。
右下に一列に並べるパターンもあるが、積極的にこれなわけではないと思う。
左手の対象位置にも左手カーソルを置くパターンが多い。
ただ、シフト+カーソルやコントロール+カーソルを、
マクロとして組み込んでる人はあまり見ない。
便利だと思うんだけど…(とくに英字の時のCtrl+カーソルかなり便利)
・数字は3パターン。
テンキーライク/上段にそのまま/中段に数字、上段に記号。
僕は数字段に割り振られてる記号をほとんど使わないからテンキーライク。
プログラマーは最後のパターンにして、
さらによく使う記号は別に並べるパターンも。
・Tabは案外普通の位置。
補完入力を活用するなら、親指に持ってきてもいいと思うよ。
TabとシフトTabをペアで隣同士にするとか。
・記号は似たものを近くに。
とくに、[]()は対象位置に入れるのがポピュラー。
キー数の多いキーボードならUSに近づける。
少ないキーボードは、たいがい変態配置。
・Mod Tapの活用。
ワンショットモデファイアとも呼ばれる、
「単押しならAのキー、何かを押しながらだとBのキーになる」
というやつ。
BとAの候補には色々あり、
Shift Space
Ctrl BS
Raise Enter
Lower Tab
Alt 英数
Win かな
Esc、Del、カーソル、Home、End、PgUp、PgDn
などが候補だろうか。
(Alt、Winは単押しの機能もあるので、
これに使うなら別途Alt、Winの単押しキーをレイヤーの中に入れ込むのが普通かな)
あるいは、
Shift+Ctrl+
Shift+Alt+
Shift+Ctrl+Alt+
なんてものを作ったっていいのだ。指が絡まるのを防げる。
これらは、「自分の動線がどうなってるか」
を綿密に考えた上でチョイスすればいいと思う。
以下はあまりみないけど、
使えるはず。
・マクロ
複数のキーを定義してもいい。
薙刀式の編集モードでは、
「カギカッコ閉じ、確定、改行してカギカッコひらき」
(小説で、会話文の丁々発止のときに楽)
を一発で打てる。
これをQMKで組んでもいい。
よく見るのは、
「カッコひらき、とじ、一文字戻る」だね。
{}と()はプログラミングでもよく使うだろうし。
・タップダンスの活用
ダブルクリックのように同じキーをn回素早く打つことに、
何かを定義できる。
連続して使わないものをダブルクリックに放り込むとよいと思う。
シングルを;、ダブルを:とかにすると、プログラミング捗るかな。
シングルを==、ダブルを!=とか?(言語によるだろうが)
シングルをtrueという文字列マクロ、ダブルをfalseという文字列マクロにしてもいいよね。
・同時打鍵、前置シフトの活用
カナ配列では左右や親指と同時打鍵すると別のカナになったり、
ある特別キーのあとに何かを打った時だけ違うカナになる、
などで打ち分けをしたりする。
これをもっと活用してもいいはずなんだけど、
あまり見ないな。
キー範囲を減らせるはずだよね。
QMKはこれまでカナ配列たちが苦労してきたエミュレータの挙動よりも、
より多くのパターンを作ることができる。
活用しない手はないと思うよ。
2021年02月23日
この記事へのコメント
コメントを書く