だがそれがいい!
正直前半はキツい。
しかし後半から尻上がりに盛り上がる。
少年ジャンプ一年分読んだかのような、
インド映画流マーベルヒーローを特濃で頂け!
ネタバレなしで。
やっぱ月面だよな。月面だよ。
トンデモの決勝戦は、月面なんだよ。
聖剣戦争だって、
ファイナルファンタジーだって月面だよな。
そんなのまさか見れるとは思わなかったので、
大爆笑すると共に、
「ただしい少年漫画を俺は見ている」
という気分が最高だった。
鬼滅の刃?
あんな女の描いたヒーローなんてつまらんわ。
これが男の子が大喜びする、
ほんとうのヒーロー映画だ。
若干サムライミ版スパイダーマンと被りつつ、
それでもインド映画流のエンターテイメントになる。
ヒロインがエロいのがいい。
メガネ姿はわざと押さえておいて、
ダンスシーンでの脚の長さ、そして巨乳ぶり。
理想のヒロインが実写で歩いとるわ。
一緒に飛ぶときに、
足の上に足を乗せるのがたまらなくエロです。
素晴らしいアイデアだと思った。
一番泣いたのはね、
「俺の『12時』は今だ」だよね。
男ってのは使命のために命を投げ出す生き物なのさ。
女は好きな男のために命を投げ出すかも知れないが、
男は使命のためなんだよな。
前半の、
「父の名を継いでくれ。フライングジャット」
の、ヒーロー誕生の瞬間もいいけど、
この12時のセリフは、
真のヒーローの誕生の瞬間を描いていて、
それが最高だ。
(その意味は本編を見ればわかる)
そして兄が最高です。
入れ替えコントはただの伏線だったとは。
ここでもう一回泣くよね。
中学生が考えた漫画かよ。
だがそれがいい。
こういうので、映画館が満ちてほしい。
そして大人たちは、正義とはなにかを、
もう一度考え直すのだ。
言葉を巧みに使って、何かを誤魔化すことじゃないはずだ。
2021年02月24日
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