標準IMEで定められているショートカットしか、
キーボード側から送信できないため、
その範囲内のコマンドしか編集モードには入れていない。
でも実は編集作業上欲しいコマンドは、いっぱいある。
・この文を選択
・前の文を選択/あとの文を選択(選択範囲を広げていける)
・前の、文と文の区切りへ移動/あとの、文と文の区切りへ移動
・この段落を選択
・前の段落を選択/あとの段落を選択(同様)
・前の、段落と段落の区切りへ移動/あとの、段落と段落の区切りへ移動
これらがあるだけで、
リライト時のカットペーストが捗ると思うんだよね。
リライトではブロック単位で落としたり移動させたりすることが、
とてもよくあるので、
選択範囲をカーソル単位でクネクネとやるのが、
面倒と言えば面倒。
Ctrl+カーソルで段落移動と、さらに+shiftで選択は可能だが、
文単位のそれはない。
なのでなんらかのプログラミングをしないといけない。
QMKやAHKは吐き出ししか出来ず、
今あるカーソル位置からテキストファイルを読み取ることが出来なさそうなので、
エディタの機能になるのかもしれないが。
また日本語は複雑で、
「文と文の区切り」「段落と段落の区切り」は、
。や改行+空白だけとは限らない。
「」や??や……やーーも含むだろうし、色んなパターンがありそう。
そうそう、
・今の位置から前後のカッコ類まで選択
・同、カッコ類を含まず選択
なんてのも欲しいよね。
あと地味に、
・(選択している状態で)選択範囲の前にカーソル移動
・同上、選択範囲の後にカーソル移動
があると便利だなあ。
たとえば現在の位置から後方に選択した時、
前方へ選択範囲を広げることができないのでね。
あるいは、特殊なアンカーを定めて、
たとえば日本語ではほぼ使わない全角{}として、
・カーソル位置の前の{からカーソル位置の後の}までをカットして、
バッファに{}は含めずにペースト出来るようにする
があると、
数ページにわたるブロックを切り貼りするときに大変役に立つ。
(実はこれがあれば上のやつは全部なくてもいいかも?)
これらの作業は、マウスのドラッグで出来ないこともないんだけど、
ホームポジションに手を置いたまま文書編集が出来るのが理想だと思う。
実際僕は、
この広範囲の選択とホイールスクロールとウィンドウのアクティブにしか、
マウスを使っていない。
なので「マウスはもう触らない」になるといいなあ、
などと妄想している。
テキストの文字を拾えさえすれば、
プログラミング自体は初歩的なレベルで行けそうだけど、
拾うやり方がなさそうだね…
(日本語文章の区切り記号の抽出が面倒そうだけど。
その点英語はスペースと.,:;?!""くらいでいいから楽だなあ)
こうしたことをIMEレベルで提供しない意味が僕にはわからん。
みんなたくさんの文章書いてないんじゃないか。
ジャストシステムに意見したらATOKは開発してくれるんだろか。
(一太郎レベルでは提供されてたりして)
Macはカーソルの移動や範囲の選択は比較的楽にできますが、日本語の文脈や語意をくみ取ってまではくれないのでそれができたら凄まじいことになるのではと思います。
薙刀式の編集モードはMacのemacsバインドをかなり参考にしています。
それをWindowsに輸入して楽な動線に練り直した感じですね。
Macのショートカットは便利とはいえ毎回A横のctrl押すのは辛くなりそうですね。
英文だとダブルクリックやトリプルクリックで単語や文選択してくれるんですが、日本語だといまいちの時が多いです。
しかもキーボード側から操作するとすると、エディタに組み込んだプログラムが必要そうですね。
TATEditorには「この文を選択」コマンドがショートカットで用意されてて結構便利なんですよね。これを拡張したい…