2021年03月04日

【薙刀式】ごりゅごさんの一ヶ月でほぼマスターの感想

がpodcastにあがってます。あとマカー用にBenkeiの話も。

620.薙刀式を1ヶ月試した感想とMacで薙刀式を超簡単に導入する方法
https://anchor.fm/goryugocom/episodes/619--Kindle-erc7r1


二か国語をマスターする感覚にすごく似ている、
というのは、
カナ配列をやりつつqwertyローマ字も使う、
という人にはよくある現象で、
そのへんの実感がすごい分かりやすかった。

一方をマスターしたら一方を忘れるのでは?とか、
切り替えられなくなったら?などの、
不安を払拭できるんじゃないかな。

僕は、
「地元の関西弁と、東京にいる時の標準語を使い分ける」
みたいな感覚だと思っていて、
今東京で仕事をするときは標準語だけど、
関西人と話すときは関西弁になる感じ。
関西弁の人と仕事するときは関西弁だな。

ゆかりさんとこないだ話したときは二秒くらいで関西弁になった。
つまり、切り替え時間は大体二秒かな。

「どっちかで打ってる時に、
もう一方のものが出てくる」という現象も、
最初は頻発するけど、そのうち収まってくる。
完全になくなるかというと0ではない。

僕は今でも頭の中では関西弁で喋ってることがよくある。
(関西弁は脳内発声があり、標準語は脳内発声がないんだよね)


スト2にたとえれば、
春麗使ってるのに起き上がりに思わず昇竜拳出す、
みたいな感覚の混同はたまにあるが、
そのうち昇竜拳に頼らない戦法になっていく感覚かなあ。

それは20年培ってきた感覚vs一ヶ月だから、
まだまだ共存できない部分はあるだろう。
一ヶ月留学したってすぐには英語マスターになれないものだからね。


あと、教本の話は面白かった。
初学者でも少しずつマスターできるような、
段階的な練習法を作ったつもりなので、
素直にそれでマスターできたとなるのはうれしい。

実際には配列を変更しながら、
教本の段階もちょっとずつ修正しながら、
「薙刀式の本質とはなんぞや」
「段階的に重要な順はなんぞや」を考えながらやってきたので、
部分的にはバージョンで違ったりする。

まあそれでもレッスン3くらいまでのコアな部分はほぼ変わってないから、
それ以降いろんなバージョンで試行錯誤をした感覚。


アムロがその場でマニュアルパラパラめくって、
即立ち上げてザクを倒す、なんてことは現実にはないだろうね。
16歳の少年がスポーツカーに乗っていきなり動かす、
みたいなことだからなあ。

大体数週間マニュアルを見ながらやって、
あとは実戦で学んでいき、
大体一ヶ月で遜色なく打てるようになる、
というのはモデルケースとしてあり得ると思いました。


他の配列作者の方も、
真似して段階的マスター法をつくっておけばいいのにね。

飛鳥配列は「あすかのために」があるけど、
いまいちあれでもマスターしきるまでいかなかった。
そうした反省が、薙刀式のマニュアルには込められている。
「一度にマスターできる量の限界」
みたいなことが人間にはあって、
それを段階的にやったほうがいいな、と考えたのだ。


僕は配列の習得は、空手や柔道や拳法などの、
武術の習得に似ていると思っている。
体を反射的に動かす感覚、
ある技と技を組み合わせて繋げていく感覚が、
とても近いと思う。
外受けからステップして懐に入り、正拳突きを出すかわりに、
背負い投げのつかみをしてしまうこともあるだろうが、
そのうち使い分けられるようになると思われる。

で、空手も柔道もともに合理的だから同等に使い分けられるだろうけど、
薙刀式とqwertyだと薙刀式のほうが合理的なので、
そのうち薙刀式しか使わなくなり、
qwertyは現代の車に乗り慣れた人にとっての、
旧車みたいな感覚になると思われる。

そんな身体感覚の話でした。


Benkeiは会社のMacにこっそりインストール出来ないのかな。
QMKと同じロジックだからいいだろうなあ…。
posted by おおおかとしひこ at 11:55| Comment(2) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
配信直後に聞いていただいたみたいでありがとうございます。

確かに、2ヶ国語よりも方言使い分けてる感覚のほうが近いかもですね。

ほんと、教本は素晴らしくて、これ自体が思想の理解に繋がるというか、教本あるかないかで習得速度は全然違うと思います。

まだマスターというには程遠い熟練度なんですが、とにかく文字書くのが楽になる、というか気分いいものになって大変ありがたいです。ありがとうございます。
Posted by ごりゅご at 2021年03月05日 21:08
>ごりゅごさん

「マスター」はこれまで使ってた入力法に対して「日常に遜色ない」レベル、
「グランドマスター」は「明らかに超えた達人」レベル、
と定義してしまえば、
「マスター」が世の中にたくさん増えていいと思います。笑

僕らはqwertyローマ字のすごいマスターかというとそうでもない、
たとえばthi、dhi、twu、dwu(それぞれティ、ディ、トゥ、ドゥ)
とかはスムーズに打てないけど、日常にそれほど影響はないぐらいの感覚ですね。
僕は4年薙刀式を使って、まだ「ぴゃ」は打ってないし、ツァやフュは一回くらいしか打ってないですね。何秒かかかると思います。
グランドマスターですらそんなもんだと思いますね。

まあ「ほぼマスター」の称号くらいは名乗れるのではないでしょうか。
Claw44のキーマップもフィックスしてくれば、肩こりや指の痛みもなくなるのでは。
Posted by おおおかとしひこ at 2021年03月05日 21:54
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