なぜ愚衆は発生するのか

個人個人が優秀でも、
日本人って集団になったら急にバカになる現象。
原因は「和をもって尊しとなす」ではないか？


「和」が「もめないこと」とか、
「全員が理解できる（=バカに合わせた）レベルの低い場所」だから、
「突出した人がリードする」や、
「揉めた上で第三の着地点をみつける」が存在しないのだ。

一度動き出したら止まらない列車になるのは、
「全員手を繋いで一斉にゴールテープを切る」
以外の選択肢が「和」にないからでは？

合目的的行動や議論によるアウフヘーベンは、
「和」と反対なものである。
その意味で、「和」は愚かである。

平和や大和の「和」は愛するべきだが、
「みなさんそうされてるので」の「和」は、愚衆の原因だ。
みなさんそうされてても、それが間違いなら、
個々の判断を優先させるべきではないか。
スタンドプレイが出来ないなら、議論するべきではないか。

あ、そうか、日本人の議論は論理の妥当性を検証するのではなく、
「声が大きい方が勝ち」ゲームで、権威合戦だったな。
苦しゅうないときしか、意見を許さないんだったわ。
論理は気分や権威と関係ないことは、
数学や科学の基礎だからな。


「和」が、愚衆の正体なのだろう。
僕は母国やチームプレイを愛しているが、
護送船団方式には反対で、愚かだと思う。

「和」は落伍者を生まない優れたシステムだが、
出る杭を潰すシステムでもあるわけだ。

そして、バカが発生した地域は、
その「和」に合わせて地盤沈下していくんだな。