2021年03月07日

【薙刀式】脳内発声の話、ふたたび

おっ、試用された方が感想をあげている。
https://mobile.twitter.com/zasuyuka/status/1368434354741862405

脳内発声のない人にとって、
ローマ字は脳内発声が邪魔する配列で、
カナ配列では脳内発声がなさそう、
は、どうやらたしからしい。
(まだ仮説。検証がむずかしい)


薙刀式はカナ配列の中でも、
脳内発声なし寄りの配列だと思う。

1モーラ1アクション
(濁音、半濁音、拗音、濁拗音、半濁拗音、外来音)と、
発声と打鍵の一致を心がけているものの、
それよりさらに大事にしていることは、
「言葉の連なりに指の動きが沿うようにする」
ということだ。
音のつながりよりも、言葉の連なりの方を重視しているため、
脳内発声なしの人は特に使いやすいのではないかと考えている。


書くときと読むときは、
脳内発声が一致するのかな。

一致しているという仮説の元に、
以下のような表が得られる。

脳内発声 あり なし
ローマ字  ○    qwertyローマ字、行段系
カナ配列  ○    親指シフトほか
カナ配列     ○ 薙刀式ほか

1モーラ1アクションに成功した配列は、
薙刀式、新下駄、下駄、姫踊り子草、蜂蜜小梅であるが、
このうち蜂蜜小梅は、
作者の141Fさんは脳内発声がある人だったと記憶する。
脳内発声なしでも使えるかもだけど、
そこのところは不明だ。

僕は新下駄、下駄は経験したことがあるが、
脳内発声はなかった。
飛鳥配列もだけど、拗音の時は微妙に発声してたかも。
(飛鳥の作者のRayさんはありのタイプだった。
新下駄のkouyさんは不明)


脳内発声がない人にとって、
ありの配列を使うのは大変苦痛だ。
静かな自室におかんがずっとしゃべってるような感覚だ。

脳内発声がある人が、ない系の配列を使った時どうなるのかは、
例が少なすぎてよくわかっていない。


思考と音声が密接に関係する人は、
音楽や喋りが得意な人だろう。
音声入力やpodcastが向いてるかも。

思考と音声を切り離している人は、
読むことと書くことが得意なのではないか。
筆記や文字情報が大事なのだろう。

脳がどちら向きに発達したか、
ということだと思う。
コンバートは多分出来ない。
左利きを右利きに矯正するような負荷がかかると予想する。


逆に脳内発声のある人が、
親指シフトなどのリズム重視の配列から、
薙刀式を使ってみたらどうなるのか、
と興味が湧いてくるが、
もっと母集団が増えないとわからないことだな。

薙刀式がローマ字のノイズを静かに出来て、
人の役に立ったようだ。


あ、英字配列に戻すのは、
カナ配列共通の操作なので、
Macで「英数」を押す感覚でどうぞ。
ショートカット使いまくるやつだと煩雑なのは宿命だな…
日本語文章特化ということで。

(3キー同時押しを、たとえばAS同時でなにか、
みたいに定義すると、編集モードのショートカット集を増やせますよ…)
posted by おおおかとしひこ at 15:01| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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