もう20年以上使ってる、毎日一回は使うだろうこのコマンド。
いまだにブラインドタッチできない。
みんな出来るのかね。
理由を考えるに、
「指と機能の感覚があってないから」
だと思うんだよな。
一番馴染めないのが、薬指Xのカット。
僕はものを切るときは薬指で切らない。
ハサミもカッターもノコギリも、
人差し指で切るような感覚で手を使う。
親指をナイフに当ててハムを切るような切り方は苦手。
切るなら人差し指でやりたい。
一番不器用な左薬指でものを切ったことはないし、
今後も切ることはないだろう。
僕が日本刀で人を切るときも、
薬指で切ることはないと思う。
だからXで切るのはものすごく違和感がある。
「X」と脳内で発音すれば、
なんとか左薬指が動く。
しかし僕は普段脳内発声をしない習慣なので、
この時だけ声を出すのが大変億劫だ。
CVも苦痛だ。
中指でコピーして、人差し指でペーストする感覚に馴染めない。
いつも逆じゃない?って思いながら混乱している。
コピーはまだ脳内発声でcopyを発音すればなんとかなっても、
ペーストは「ええっとcopyがここだから、その隣だな」
を考えないと打てない。
それをもう何年やってるというのだ。
アンドゥの小指は何故か納得している。
左下の角地は、なんだか特別感がある位置だからだ。
究極のZも覚えやすい。
小指に紐づいているというよりも、
Zに紐づいてる感じだな。
人差し指はリードして指し示すメインの指。
中指はその補助役。
薬指はようわからん。まとめて使うときしか使わない。
小指もようわからん。
僕の感覚はこんな感じなので、
ZXCVの機能の感覚と、指の感覚がまるで合わない。
これ、合ってる人いるんだろうか。
薙刀式の編集モードは、この感覚を指の感覚に近づけ、
この苦痛を取り除くことを実現した。
カット、コピー: 人差し指
ペースト: 中指
アンドゥ: 小指とはいえ右上隅の角地P(僕は薬指で取るけど)
リドゥ: アンドゥのペアで薬指
のように、自分の指の感覚と操作感を揃えたのだ。
ついでに左手にせず、利き手側で操作することにした。
ZXCVのような脳内発声を伴わず、
機能の感覚を指の感覚で起動する感じ。
指にハサミやノリがついてる感覚みたいなことかな。
こんな風に僕はショートカットを捉えているので、
色んなアプリのショーカットのバインドに、
いつもとても違和感がある。
脳内発声を伴う人ならば、
○キーだな、と手が伸びるのかな。
そのへんの感覚がよく分からない。
薙刀式の編集モードは、
そのような指の感覚と機能の感覚を一致させたつもりである。
重要で原始的な強いものは人差し指に、
その補助役は中指に、
その他は薬指と小指に振り分けた感じ。
重要でよく使うものが順に並んでいるわけではない。
この指はこの機能、みたいな直感に反しないようにしている。
純粋に頻度だけならアンドゥが1番多そうだけど、
頻度ではなく直感を優先した感じだ。
薙刀式のカナ並べも、
単純な頻度優先でない並べ方になっている。
(統計的頻度優先なら新下駄があるし、
それとは異なるアプローチをしてみたかった)
指にカナが貼り付いてる感覚、みたいなことかな。
カナ写植屋さんの指にそれぞれカナが貼り付いてて、
指で写植していくイメージ。
編集モードのショートカット系も、記号も、
そして通常のカナもそうしてみた。
人によっては感覚が異なるだろうから、
編集モードは特に動線とか連接とかそんなにないので、
個人で改造してもいい部分だと思っている。
2021年03月16日
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