2021年03月27日

【自キ】スロースプリングバネ切り

マシュマロL1最後のレシピ。
もともと入っていたスロースプリングをバネ切りすると、
ちょうどいいみたい。


スロースプリングでないバネ、
つまりフルストロークの長さ以下のバネだと、
どうもL1はカサカサする性質がある。

静止摩擦係数と動摩擦係数の話かも知れない。
常に圧迫する力があるほうが滑らかさが増すようだ。

ただ、デフォルトで入ってるゴールドスプリング
(底打ち55g、アクチュエーションが体感35gくらい)では、
ちょっと重い。

これを軽くするために、
別のスロースプリングのバネ切りなどをしてみたが、
元のバネを切った方が相性がよかったので。

バネ切りは、ニッパーで切るだけ。

荷重が軽くなるが、
ストロークが短くなるため、
あまり切りすぎるとカサカサが復活してしまう。

端の二重に固めてあるところから、
一巻き〜一巻き半あたりを切るとちょうどよかった。

あと、切った側を下にしてセットした方がなんとなく良かった。

また、切る場所にはバラつきがあるため、
出来上がったスイッチたちには、
微妙な荷重のバラつきがある。
重めのやつをFJDK、軽めのやつをA;Z/あたりに持ってくると、
バランスが良くなる。



これで、
軽く、高級っぽい沈みの、ガサガサしない(スロースプリングバネ切り)、
底打ちが柔らかくふわりとして(エラストマー樹脂)、
戻りも静音化されてしかも初動がスピードスイッチ化された(くつピタ)、
かつルブされている、
もともと直進性が高く、ストロークが短くて軽い(Durock L1)、
マシュマロL1が完成したかな。


ベースはDurock L1にしたが、
これをGateron Ink Yellowや、Novelkeys Creamや、
Durock Alpacaや、Cobaltに施しても、
面白くなるかも知れない。
タクタイルにやるとどうなるかは、持ってないので試していない。


軽めのスイッチを研究してる人は殆どいないため、
これが有益な情報になることを祈る。
ていうかみんなもっと軽いリニア使おうぜ。
posted by おおおかとしひこ at 15:55| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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