久しぶりにqwertyローマ字打ったら、
ほんとめんどくさくてさっさと薙刀式に戻したくなる。
しかし今はテストをしているのだ、と思い、
粘ってやってみた。
ここで不満に思ったことは、薙刀式が全て解決したことだ。
その差分を俯瞰するのもよかろう。
・BS、エンター、カーソル、シフト、Ctrlの操作系が遠すぎ
・TYつらい
・Aつらい
・上段ホームにすると下段が遠い
・句読点をよく間違う
・思考が蒸発する
・BS、エンター、カーソル、シフト、Ctrlの操作系が遠すぎ
文字部分をタイプすれば文章が完成していく英語と違い、
日本語は変換してからが入力の半分を占める。
そのためにホームポジションから手を外し、
目視でキーを取りに行くために目線を外す必要がある。
エンターは小指で取れても、BS、Ctrl、カーソルは僕には無理。
僕のBSの使用率は10%。
この度に目線を外して中指で取りに行く(薬指と小指は弱いため)か、
ノールックで小指で打つかを選ばなくてはならない。
小指で打ったら確実に手を痛めるだろう。
文章編集のためのショートカットの起点、
Ctrlも僕はブラインドタッチ出来ないので目視。
めんどくさいから使わなくなる。
で、余計に遠くの機能キーのお世話になる。
悪循環だ。
文字だけ打てても日本語にはならないのだ。
変換してから確定するまでの、
人生の後半戦のようなことを、
なぜ効率化しないのか?
・TYつらい
・Aつらい
・上段ホームにすると下段が遠い
言うまでもない欠陥。
RUホームにしたとしても、Nが無理になる。
(親指で取ればいいのかな)
FJホームの時だって、GHはあんまり好きじゃない。
RUホームでのTYの頻度は、GHの頻度より上。
嫌が加速する。
上段ホームは、句読点が遠すぎる。
何気に句読点はトップ20カナに入る出現率。
20×1.7回に2回くらい「しんどい」って言わないといけない。
・句読点をよく間違う
僕は中指と薬指の分離ができていない。
IOはあまり間違えないけど、句読点を10回に3回くらい間違う。
なんでですかね。
毎回嫌な気持ちになり、自分を責めたくなる。
こんな辛い思いをしながら日本語を書くのは最悪だ。
ちなみにSDも10回に2回くらい間違う。
Ctrl+XCも10回に8回くらい間違う。
そのたびに泣きたくなる。
体育の授業で、運動神経の悪い僕がチームの足を引っ張って、
ずっと消えたいと思ってた気持ちと同じになる。
言葉を書く喜びなどどこにもない。
ただ消えたい気持ちで満たされる。
早くチャイムがなって欲しい。
こんな気持ちで言葉を書いたって、人の心に響く言葉が書けるわけがない。
薙刀式で殆ど間違えたことがないのが嘘のようだ。
隣同士に似た機能のものがあり、それが中指薬指の並びだと、
僕は間違えるようだ。
・思考が蒸発する
そうこうしてるうちに、
何を書こうと思っていたか分からなくなる。
僕はIQ135くらいあるらしくて、
普通の人よりずいぶん頭の回転が早いらしい。
他人と会話してても、
数手先の答えを先に言ったりすることがまれによくある。
その回転速度に手の回転速度が追いつかない。
結果、沢山の言葉や思考が溢れて行方不明になる。
一旦そうなった文章は、立て直すのに時間がかかり、
明瞭な筋道が失われやすくなる。
主な原因は、
打数の多さと日本語を書くために最適化されていない指の軌跡だ。
日本語は、5文字7文字が概念の基本だ。
×1.7打かかるとして、
8.5打、11.9打を一気に打つのは上級者のみだろう。
僕がひといきに打てるのは精々5〜6打。
同時打鍵系カナ配列なら、概念の基本に手が追いつく。
また、よく使う言葉が打ちやすい指の軌跡に当てられていない。
アルペジオは1カナ単位くらいしかなく、
2〜3カナをアルペジオする薙刀式の運指から見れば、
原始的でバカな指の運動に見える。
ほとんど動かない剣の達人が、
棒を持ったばかりの無駄な動きの素人を見るかのような、
バカにする感じだ。
これらの無駄をしている間に、
僕の思考は蒸発し、
明瞭な論理構造は虫食いだらけになり、
通った背骨はぐねぐねになる。
気持ち的にも体育の授業を思い出して辛いし、
仕上がりのクオリティも最悪だ。
話はすぐにどこかへ行き、
フォローされるべきところがフォローされていない。
読者の思考を読んで先手を打つことなど無理だ。
自分の思いつきの記録で精一杯で、
つまりは下手な書き手の文章にレベルが下がる。
これを整えるために、数回手を入れなきゃいけないので、
無駄も甚だしい。
薙刀式とqwertyローマ字の差分が、
これらのことから明らかになる。
運指が繋がり一息に概念単位まで打てる結果、
手が淀まずに思考に随伴して、
明瞭な論旨をそのまま書き付けることが可能になる。
(酔ってて思考が迷走してたら知らん)
分離してない指が押し間違えることがないようになっていて、
分離してない指でも独立した指であるかのように使える。
指の使用頻度や分布は自然であり、
指が辛くなることはほぼない。
あらゆる機能キーやショートカットがホームポジションを崩さずに入力できるので、
文字打ち前半、変換作業後半としたときに、
前半と後半は手的にはシームレスだ。
一番大事なのは、体育の授業を思い出す必要は1ミリもなく、
のびのびと書けることかも知れない。
ここは俺のフィールドだ、そう思える場所に、
qwertyローマ字はなれなかった。
薙刀式なら、自分のフィールドで駆け抜けまくる馬になれる。
たてがみが風を孕む。
その差。
2021年04月02日
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