2021年04月04日

【薙刀式】「新配列はこんなに楽に、速くなる」ではない

「旧配列のままだと、
すぐ疲れて、遅いままだぞ」
が、新配列から見た現実だ。



GHQやCIAの陰謀かは知らないが、
qwertyローマ字やJISカナは日本人の生産性に枷をかけている。

ブラインドタッチ習得率は30%
(昔の調査だが、今はPCを使わない若者が増えて、
この数字は落ちていると思う)だし、
そもそも指の動線が不合理で無駄が多いし、
仮にそこそこ速くなった(たとえば700字/10分)としても、
一日一万字書くことは無理だ。
手がめちゃくちゃ疲れるからである。

あ、ついでに、
あまりにも遠いエンターキーを打つ、ッターンで、
仕事をしている自己満足に浸り、
進んでもいない仕事をしたと錯覚することや、
ッターンでイライラする周囲の生産性低下も、
指摘しておくべきか。

おそらく外人に、
「1ワード(遅い人)から数ワード(速い人)おきにスペースを押して、
そのたびにカーソルに手を伸ばし、時にシフトカーソルも使い、
US配列より1U遠いエンターを都度打たないと文章を書けない」
と言ったら、
「crazy」と返されるに違いない。


母国語をPC上で生産することで、
英語圏並みの生産性を確保できるやり方は、
21世紀になった今でも、なお「出来ていない」と考えるべきだ。

生産性を上げるために言語を全部英語にしたほうが、
効率が高いとすら僕は思う。
旧配列のままではね。



薙刀式基準で考えれば、
qwertyローマ字もJISカナも、
労多くして益少なしの典型だ。

なんで重りをつけた足枷付きの靴を履いてるんだ?
脱げばいいじゃん。


旧式戦闘機乗りのエースは旧式を使えばいいさ。
だが新兵や、使い切れてないベテランに旧式を強要して、
永久に枷をかけ続けるのかね?

僕は一人だけ速くなって、チート能力を手に入れて得をしたいのではない。
日本人全員が自分に合う新配列で1000字/10分になれば、
世界は変わると思っている。

新配列はひとつに決める必要はない。
文房具が色々あるのと同じで、複数を使い分けたっていいのだ。


新配列は素晴らしいですか?という問いには答えようがない。
それが普通基準になってしまったので。

1500字(変換後)/10分で書くことがもはや僕の普通である。
僕の旧配列時代は530、旧配列前提のビジネス一級で700だ。

旧配列はポンコツだ、としか僕は言えない。
好んでポンコツを使い続けて、生産性は上がるのかね?
posted by おおおかとしひこ at 15:08| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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