今回のキーキャップの目的は軽量化。
そのため柱を三角で作って強い形にした(アポロチョコみたいな)ら、
ギリシャ神殿かフジツボみたいになった。
以前まではマッシブにすることで高級な打鍵感を担保してたんだけど、
小指をもっと下げたいと思うと、
厚みがある分割限界があり、
小指を思い切って薄型にしてみたら軽量で良くて、
高速打鍵にはやはり質量が軽い方がいいのか、
と思い直し全面的に薄型、細めの棒にしてみた。
キノコからエノキになった感じだ。
3D曲面は改良が続いており、
よりテントに、より球面になっていて、
人差し指伸ばしだけは人差し指から続く面になっている。
(人差し指だけ他の3指とは異なる短いRの面)
また、「小指が放射状の形で接する」感覚になりつつある。
2万字ほど打ってみたけど、
エンドゲームが近いような、まだ完成ではないような、
あとちょっと、というところに来ている。
質量が軽いと軽快に打てるんだな。
分厚い系のキーキャップは音も安定するし、
打鍵が高級で、
薄い系はその逆だけど、
薄くて軽い方がアルペジオとか楽なので、
トータルで得のようだ。
全体のエネルギー量(仕事量=W)も、単純に低くなるわけだし。
Rev2のサドルキーキャップとの差別化も出来ていいかも。
MJFPA12の柔らかくて強い素材ならではの、
形は尖ってるのに、柔らかい造形だと思う。
今回から「なるべくトップ面を繋げる(段差がなくひとつの膜みたいにする)」
という方針にしてみた。
撫で打ち専用にするためで、
撫でるためには面が繋がってる方がいいのでは、
と思ったのだが、
実際の撫で打ちでは、
「あるキーを押した状態から次のキーへ遷移」の状態が重要で、
そこに引っかからないためには、
トップ面が繋がっていることより、
段差をつけででも「そこに次のキーがある」状態にするべきだ、
ということがわかってきた。
(これはゆかりさんも拘ってたところ。
中下段の差は僕もわかってたけど、上中段もやった方がいいっぽい。
チェリープロファイルは上中段のトップ面が繋がっていないが、
そういうことだと思う)
視覚の正解と触覚の正解はずいぶんちがう。
もうちょっと改良したい。
2021年04月05日
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