結局ワンオペになっとるだけやん。
そういえば昔の制作部は、
プロデューサー、チーフ、
セカンド、サード、アシスタント、
くらいの5人体制でやってたような気がする。
セカンド以降は作品付きだったような。
今は、
プロデューサー、チーフ、アシスタントくらいで、
アシスタントはどんな作業でも駆り出されるユーティリティみたいになってて、
だから成長しない。
「ひとつの作業を頭から尻まで通す」を何回もやらず、
「場面場面でつぎはぎ」になるからだ。
頭から尻まで通せば反省が生まれる。
「つぎはこうしよう」がだ。
それがないから、ずっと同じ軽作業マシンみたいになって心を病む。
で、チーフがワンオペになって、
これも手一杯になってしまう。
「全部自分がやった方が早い」と抱え込む。
20年前は、ひとつの仕事にもっと人がいた。
有機的に組織になっていた。
今は都度、点の繋がりしかない。
毎晩飲みに行く昭和的な一族的なチームと、
SNSでしか繋がらない個の集団みたいな違いがある。
個は、だから、
理想ややりがいを知らず、反省を知らないから、
孤立して、ワンオペだけが回ってゆく。
僕はこれはおかしいとずっと感じている。
ワンオペはいつか破綻する。
コロナ前、マクドナルドがまだ24時間だった頃、
自由が丘店の深夜帯がずっと、
太ったオッサンのワンオペだった。
夜中の執筆のために時々いったのでよく見た。
あんた毎日入ってんなあと思ってた。
バイトっぽいばあさんが一人いて、
少し認知症が入ってたような感じで、
オッサンも時々注文を間違えたりして、
オッサンはどんどん痩せていった。
ワンオペは、経営者には合理的なのかも知れないが、
働く者から見たら壊れるまで一人ってことだ。
オッサンはもう見ない。どこかで回復してるだろうか。
日本の会社は、デジタル化を進めたいのかな?
昭和のチームのような豊かな働き方と、
何もかもデジタル化してデジタル管理した、
ワンオペと、
どっちをやりたいのかな?
改革って、人を減らしてワンオペ化することばかりだ。
仕事が本当に合理的になり、ガンガン成長して、
毎日楽しくて、会社として正のループが回るようには、
改革が出来たことがない。
オッサンはどこを見て働いてたんだろう。
「ハンバーガーを食べる人の笑顔」ではないよね。
2021年04月05日
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