よく使うショートカットや記号を集めた30キー2面分を、
薙刀式では「編集モード」と呼んでいる。
次の打鍵動画ではそれを見せようとしているのだが、
あまりにも普通の打鍵とシームレスに繋がってて、
ちょいちょい見逃すくらい滑らかなのに、自分でびっくりしている。
動画に収録された、僕がよく使うのは以下。
・文節移動、分節伸縮
・戻って選択して再変換、その後確定エンドで文末復帰
・カタカナ変換(変換で出なかったとき明示的に)
・ひらがな変換(漢字を開くとき、再変換後によく使う)
・「」?!……ーー()
・《》(青空文庫の振り仮名記法)
・振り仮名マクロ
・」改行後「
・」改行後空白
動画には収録されていないが、
・ホーム→文末まで削除
・入力キャンセル(Esc3)
・『』【】・○/
・保存、ファイル末尾へ
もよく使う。
また、編集モードではなく配列に入っている機能キーで、
・候補選択
・エンター、BS
・IMEオンオフ
も常用する。
これらの動作が30キーの範囲内、
すなわち「ホームポジションから1U以内」
に全て揃っていて、
かつカナを打ちながらシームレスに使えるのが、
薙刀式の実は凄いところだ。
その辺が自分の作業動画で改めて見て、
自分でも見逃すくらいシームレスであるのに、
自分でびっくりした。
もし編集モードがなかったら?
だいぶ遠いカーソル、ホームエンド、BSDelエンター、
だいぶ遠いCtrlやShiftと組み合わせたショートカット、
だいぶ遠い全角半角(もしくはちょっと遠いCapsとひらがな)、
などを触らなければならず、
そのたびにホームポジションは崩れ、
ポッチを盲牌で探すか、視線をキーボードに落とさないと、
続けられないだろう。
そのたびに、やるべきことが中断されて、
流れる思考は中断を余儀なくされて、
「まとまった一連の思考」から遠ざかるはずだ。
本当のところは、
打鍵数やキーの遠さや疲労度は、
優先順位として低くて、
「まとまった一連の思考」
(たとえば数千字程度の)をつくるために、
「中断しない」ことが重要なのではないかと感じた。
なにせ、漢字変換がうまくいかないだけで、
思考が中断してしまうことがちょいちょいあったからだ。
たとえば、
「気怠げに」が一発で変換できなくて苦労した。
「気怠げな」は一発で変換できた。
部分的に漢字を書いていっているだけで、
思考が中断してしまうことがよくわかる。
もしこれが、
変換のたびに、何かショートカットを打ちたいたびに、
記号を打ちたいたびに、
あったとしたら、
もはやまともな一連の思考というものはなくなり、
細切れの、繋がってない思考になるに違いない。
僕がTwitterをやらないのは、
僕の一連の思考がTwitterには入らないからだ。
考えに入って出るまでに数千字はかかるから、
140字では前置きで終わってしまう。
まとまったことを書くには、
中断しないことが、
なにより大事だろう。
たとえば文章を書いている時に、
10秒に一回猫に邪魔されて、
まともな文章になるわけがない。
編集モードがない場合、
そんな文章になってしまうだろうことが、
次の動画を見ればわかると思う。
絶賛編集中。もう少しお待ちを。
2021年04月05日
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