2021年04月15日

三幕から書く方法はあるか?

さらに前記事の続き。
一幕からやるから詰まる。
二幕からやるトレーニングを積むべき。
じゃあ、三幕からやるって手はある?


あると思うよ。

クライマックスのバトルから発想するのか、
ラストシーンから発想するのか、
テーマが確定して絵に収まった瞬間から発想するのか、
だろう。

でもこれって、
大して考える量が多くないんだよね。

だからすぐ出来ちゃうとも言える。

そもそもテーマに関わるところは、
その前振りとペアになるから、
ここだけ考えても、うわーってなるほどのものにはならない。
あくまで一幕ありきの三幕だろうね。


三幕からやる方法もなくもない。
しかしその場合ほとんど前振りの一幕を、
思い付かなければならない。

となると、やっぱ二幕が疎かになるのさ。


こうしたことを、
習作で経験しておくのだよ。

三つのショートストーリーの脚本を書こう。

ただし、
一本目は一幕から作り始め、
二本目は二幕から作り始め、
三本目は三幕から作り始めなさい。


どれがとっつきやすかった?
どれが苦しかった?
どれは最後まで書けなかった?

そして、どれが一番名作になった?

作り方を変えることは、
自分に何が向いてるか探ることである。
やったことないならやっておくことだ。
posted by おおおかとしひこ at 00:06| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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