家と会社といっぺんに変えないと、
キーボードは一生デファクトスタンダードのままである。
どこでキーボードを使うのがメインか?
もし変えるとしたら、どこで使うのを変えるのか?
よくある間違いは、
「家のキーボードを変えたいのだが、
会社のキーボードと使用感が変わってしまうと、
こんがらがるので、
会社のキーボードに似たやつにしよう」
である。
この、「動かしたら不安」が、
デファクトスタンダードの保持力である。
この、家と会社の二重縛り、
どちらかを動かしたらどちらかがダメになるため、
双方に気を使った結果現状維持、
こそが、
キーボードをダメな環境にし続ける原因だ。
僕は、
「一ヶ月程度の試用期間を家でやってみて、
ほんとうに良いと思ったら、
会社のも変えてしまう」ことをすすめる。
会社のを変えられないルールの会社なら、
僕は辞める。
業務改善に対して理解も興味もないのなら、
その会社は現状維持にしか興味がないからだ。
僕は幸いリモートを理由に出社しなくていい身なので、
会社のキーボードなんてコロナからこっち触ってない。
なんという快適さだろうか。
おそらくリモートの経験で、
「いいキーボードでないとしんどい」
が浸透してきた感じがする。
これはチャンスだ。
キーボード環境をまず家で整え、
それと同じものを会社でも整えればいいのだ。
マイ文房具の持ち込みがいいんだから、
マイキーボードと論理配列の持ち込みだっていいよな。
キーロガーが不安なら物理預けるから情シスがチェックしろや。
「変えたいけど気を使うため変えられない」は、
大きな意味での環境がまちがっている。
「変えたほうがよくて、それに確信があった」なら、
環境ごと変えるべきだ。
人間は環境に手を入れることで文明をつくってきた。
改善するなら、環境ごとだと僕は思う。
ということで、
まずは家でベストを探るのがおすすめだ。
ああでもないこうでもないという沼なので(笑、
しばらく会社には影響がないだろう。
また、家と会社で違うことは、
案外なんとかなることに、
二週間もすれば気づく。
会社でWin、家でMacくらいは普通に対応できるよ。
たまに間違うけど、一日10回くらいだろう。
その10回のイライラよりも、
快適さの方が僕は勝るようなものを探すべきだと思う。
トータルで改善されれば問題ないと、僕は考える。
デファクトスタンダードを保持する力は、
「群れから突出すると殺される」という、
群れの動物としての本能だろうか?
僕は群れから離れて山に入り、勝手に果実を見つけてくるタイプかも知れない。
いつでも元には戻れる。
村が動くことはないと安心したら、
いつでも山に分け入れるぞ。
冒険しないと世界は変わらない。
しかもこの冒険は精々10万円程度の出費だ。
僕は100万はまだ使ってないと思う。
海外旅行より安いんじゃない?
2021年04月19日
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