2021年05月07日

【薙刀式】方式と人

一応論破しておこうかな。


「親指シフトは世界一ィ!」
←80年代当時のワープロコンテスト優勝は900字(変換後)/10分程度。
 薙刀式だと1978の自由文動画があるし、
 現在のコンテスト(コピー打鍵)では2500越えもあるよ
 また、いろは坂はタイプウェルZI、新下駄XAに、親指シフトは及んでいない

「それは個人が速いだけでは?」
←では「方式が速い」とはどういうこと?

「打鍵効率(字/打)、動線…」
←打鍵効率の分母を総打鍵数にするなら親指シフトは不利
 (シフト率が高い方)
 アクション数にするなら、新下駄、薙刀式に負ける
 新下駄、飛鳥、薙刀式の動線は、親指シフトより優秀
 (過去記事の4配列のアルペジオ研究参照)

「ふ、普及率…」
←富士通のサポートが終了したくらいにはマイナー落ち
 (勝谷誠彦氏の死は大きかったかもね。SPA!でずっと読んでた。惜しい人を亡くした)
 この動画時代、全然動画が出てこないのは変だな…

「動画撮るのめんどう」
←僕が出張して撮影してアップします。ノーギャラでいいですよ。
 速い人、肩あっためといてください。

「楽な配列」
←それはあなたの感想ですよね?
 小指の使用率、薬指の使用率は比較的高く、
 左人差し指の使用率が低い。
 qwertyやJISカナの偏った分布よりは合理的な程度。
 1モーラ1アクションなら、
 新下駄、下駄、蜂蜜小梅、薙刀式などが実現しているし、
 動線の整理もこれらの配列の方が勝る部分が多い

「好きなんです!」
←それならしょうがない。
 僕も薙刀式を愛しています。

「qwertyローマ字、JISカナは糞」
←僕もそう考えます。
 カナ配列には、親指シフト以上にすぐれたものが沢山あると思います。
 打鍵動画を集めたものがあるので、比較してみてください。https://youtu.be/rUiEKIaGtHg

「それでも親指シフトは世界一ィ」
←方式と人は分離した方がいいと思います。
 「ある特定の人と特定の方式の相性がいい」のか、
 「その人はどんな方式でも大体すごい」のか、
 「その方式なら大体の人が改善される」のか、
 「その方式だと、この方式より大体の人が効率が良くなる」のか、
 「その方式は、こういう傾向の人を改善する」のか、
 議論の方向を定めてから話した方がいいでしょうね。
 「なんでもいいから最速」では、タイパー達にすでに負けています。
 厳密には1000人規模で調査したいですが、
 傾向だけは議論できるのではないでしょうか。
 実験してみたら、我々の気づいていない新しい要素が発見できるかもしれないですが。



親指シフト原理主義過激派は、ずいぶんと大人しくなったと思うけど、
若くて無知な新右翼のように、
見識の狭い若いシフターが増えてるかもしれないので、
一応論破してみた。

百聞は一見にしかず。
日本語入力コンソーシアムの主張が絵に描いた餅にならないように、
ほんものの餅がぼくは見たい。

80年代に膨れ上がった中国拳法最強幻想みたいなのと、
同じものを親指シフトに感じる。
中国拳法は動画でベールをはがされ、
でも強いやつはやっぱちゃんと強いな(最強かどうかは置いといて)、
という風に、「現実的な強さ」を認められつつある。

親指シフトはそうなるべきだと僕は思う。
秘密のベールを被り続けることは、神田氏が望んだことではないと思う。
posted by おおおかとしひこ at 14:22| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。