甘い汁の方が売れる。真実は時に苦いから。
>安川康介@米国内科専門医@kosuke_yasukawa
>医者として本を売ることだけを考えれば『長生きしたければ納豆を食べなさい』といった科学的根拠の低い本を書いた方が「運動してバランスよく食べてタバコやめて血圧の管理をしましょう」という本よりも遥かに売れる状況が残念ながらあるので、前者の様な本が売れなくなるような社会になれば嬉しいです
楽ですよー、楽しいですよー、
あなたは苦労しなくていいですよー、
たったひとつのことをやればいいんですよー、
簡単ですよー、
しかもそれは最強なんですよー、
しかも誰も気づいてないんですよ、
あなたはその真実を独り占めしてるんですよー、
それは誰も気づいてないけど、
ずっと前から身近にあったんですよー、
ただ気づいてなかっただけで、
あなたはそれに気づいんだんですよー。
こういうものが売れる。
つまり大衆はバカである。
真実の苦さを知ってて、
甘い汁を売るやつは、地獄に落ちるべき詐欺師である。
しかしこの手の詐欺師は発生は0にならない。
そして、
理を説き、きちんと説明すれば、
苦い真実を受け入れ、甘い汁に惑わされない程度には、
大衆はかしこいと僕は考えている。
ただし、
甘い汁は一瞬で伝わり、
説明は時間がかかるから、
甘い汁の方が伝播力が強いのだ。
苦い薬を飲ませるために、
表面に砂糖をまぶすことを、シュガーコーティングという。
我々は、
大衆が一瞬で手を出しやすい甘い汁で客を呼び、
苦い真実を受け入れさせるべきである。
そのシュガーコーティングの例は、
山ほどあるラノベのタイトルで見ることができる。
内容は読んでいないので、
中身も砂糖のままなのか、苦い真実なのかはわからない。
砂糖のままなのは、真の毒であると僕は思う。
「未来から来たロボットが、
なんでもかなえる道具を出してチートできる」
は、ドラえもんのシュガーコーティングである。
「やりすぎる愚かさで自業自得」が、
苦い真実だ。
良く出来ているではないか。
2021年05月09日
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