これまでのシリル化ウレタン樹脂(商品名靴ピタ)だと、
表面張力の問題か、固形化後に摩擦の原因となることがあった。
トップハウジングの、ステムの型が当たる角を、
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で示すと、
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と言う風にクッションをつくりたいのだが、
シリル化ウレタン樹脂だと、
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のように、「側面に薄い貼り付き方になる」
現象があった。
この側面部分がステムに噛み、
摩擦が起き、
どんなにルブしたとしても物理的に噛むため、
ガサガサ感や、押下圧増加の原因になっていた。
これまでの205g0のルブでは気にならなかったが、
粘度の低い105ルブだと、
この段差すら指で感じるようである。
表面張力が低いから、
側面へ貼り付くようになるのであって、
より表面張力の強いもの、あるいは粘土の高いものとして、
タイルの目地材のゴムを使ってみる。
商品名セメダインスーパーシール。
変成シリコーン系充填材とあるので、
シリコンゴムかな。
これを爪楊枝で掬い、角にうまいことつけると、
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のようになるようだ。
もちろんこの上から105を塗布し、
衝撃を緩和する。
硬化に時間がかかる(取説では24時間。
体積が少ないので経験的に数時間)
ため、作業が大変面倒になる…
あと、両肩二つやると失敗して摩擦が増える確率が上がるので、
「片方のレールしかやらない」
というTIPSで、
うまく切り抜けられそうだ。
シリル化ウレタン樹脂だとかなり静音化できるが、
このゴムだとコトッ、という戻りの音が0ほどにはならない。
でもないより全然マシになる。
Box CreamのPOM素材は元来すべすべなので、
前に貼り付けたシリル化ウレタン樹脂は、
爪楊枝でほじるとすぐポロッと取れる。
すでに試した人も、
これで別のクッション材を試せるよ。
色が白なので、透明よりもどこに貼れたのか分かるのが救いだね。
これ36キー分やるのはかなりMPを消費するため、
少しずつテストしながらやるのを推奨。
言うてるうちに噂のAqua Kingを発注してしまった。
どれくらいブレないスイッチなのか、
フルポリカーボネートの威力を見せてもらおう…
2021年05月09日
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