フルPOM素材であるCream系は、
工場出荷状態ではまだカサカサしている。
空打ち300回くらいすると、
急につるつるになるぞ?
テスターに挿しっぱなしの、
古いBox Creamがすごい滑らかで、
買ってきたばかりの新品がガサガサしてるのに気づいた。
ロットの差だろうかと思ったが、
新品を試しに古びさせようと思い、
100回打つと、少し古参のものに近づく。
で計300回空打ちしたら、
区別がつかなくなった。
POMは自己潤滑性がある素材だというが、
こういうことなのかね。
新品のPOM系スイッチを買ってきたら、
慣らし運転したほうがいいという話。
おそらくこの自己潤滑が効いた状態で、
粘度の高い205なんかでルブすると、
滑り抵抗が生まれてしまうのだと思う。
粘度の低い105ルブだと、
すでにすべすべなので実感としては弱いが、
それでも10%程度ましになったように思う。
で、効果としては「バネが10gくらい軽くなった」
感覚を受けるので、
滑り抵抗に効いてはいると思われる。
もはやBox Creamは直進性が高すぎて、
バネ抵抗のみを感じるあたりに来ているわけか。
ふつうのCream、Durock Full POMでも、
慣らし運転、ルブの関係は同様。
ちなみにGateron Ink Yellow(POMステム、ポリカハウジング)
でも似た傾向。
新品は慣らし運転の効果は薄いけど、
ルブ+慣らし運転は結構元と違ってくる。
POM自身が出す油と、105が馴染むのに300回カチカチが必要なのかも。
Creamは「新品の時より、こなれてきたときがいい」
なんて言われることがあるが、
こういうことかもしれない。
2021年05月18日
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