コラムスタッガードのClaw44で、
qwertyローマ字が打ちづらいという体験談。
https://kodawari.substack.com/p/4-
の後半部。
・左ロウスタッガードではSEは最短だけど、
コラムスタッガードではSEは遠くなり、物理位置関係が違う
・1/4ズレ、1/2ズレの不規則左ロウスタッガードと、
1/4ズレ、1/4ズレの左ロウスタッガードがあり、
後者ではZに違和感がある
という具体が面白かった。
つまりは、qwertyローマ字というシステムは、
実は現状の「へんな」ズレてるキーボードに、
まあまあ最適化されてるのかも知れない。
このことはめんめんつさんも言っていた。
その変さに適合した人だけが、
キーボードを愛するようになるのかも知れない。
そしてそれは全体の10%を下回るだろう。
僕はそれを過半数に上げたいので、
左ロウスタッガードも、qwertyローマ字も、
おかしいと思っている。
全員が同じ物理、同じ方式を使うのがただしいのか、
個々に合っているものを使うべきかは分からない。
ただし、「個々に合うものを禁止する」には反対したい。
昔コルネを触った時、
その時のバージョンの薙刀式では「れつ」が/Lの動きで、
格子配列や左ロウスタッガードよりも、
かなり遠くなることに気づいた。Claw44でも同様だろう。
最新版では「れつ」は/;になったので、
関係なくなったが、
論理配列と物理配列の相性、
というのは存在し得る。
たとえば飛鳥配列は、
JISパンタグラフで開発されたから、
それ以外の物理配列ではうまく機能しないかも知れないと想像する。
親指シフトだって本来の高い親指キーありきだと思うし。
ちなみに薙刀式は、
JISパンタグラフ、USパンタグラフ、US静電容量、
格子配列では動作確認していて、
違和感なく打てることは確認している。
そもそも左ロウスタッガードを打ち続ける苦痛なのか、
左ロウスタッガードに合ってない薙刀式の部分の苦痛なのかは、
ちょっと分離できない。
単純に格子配列の方が楽に打てるのは確かで、
ただし格子配列だとqwertyローマ字は打ちづらいという説も聞く。
もっとも、人間が感じるのは違和感の方が大きく、
よくなった部分と比べて「トータルに良くなる」
を判断しづらい主観的部分なので、
ほんとうのところは非常にわかりにくいよね。
果たして慣れでカバーし切れることなのか、
原理的に無理なのか、
個人によって異なるのか、
そこのところも曖昧だ。
Claw44での薙刀式はどうなんだろ。
たまに遊舎展示品の、
3Dキーキャップ装着状態で試打するんだけど、
僕の打ち方では人差し指伸ばしや上段系に違和感があって
(上り坂で突き指っぽくなる。滑りたいのに)よくわからない。
チェリープロファイルだとどうなんだろとか、
MDAだと、とか、
キーキャップで変わるんじゃないかと予想する。
あるいはGateron Ink Black Silentが僕はそこまで好きじゃないのもある。
つまり、
キーボード入力って、
問題の切り分けが大変難しいのではないだろうか?
論理配列を使うときは、
作者の環境再現が一番早道かも知れない。
薙刀式×MiniAxe×改造スイッチ×変態3Dキーキャップと、
最早再現不可能な領域で語られてもなあ、
とはつい思ってしまうが、
まあベストを探せたら還元しますので、
真似できるところは真似して拾ってください。
パンタグラフでも薙刀式は快適だと思うので、
悪くないと思われます。
(ただ5000字くらいからしんどくなった記憶)
ややこしいのは、ファクターが色々あること。
物理配列と論理配列の、二つだけじゃないと思うんだよな。
姿勢とか、使う環境とか、物理機構とか、そもそも書く文章の偏りとか、
使う頻度とか、速度帯とか、
色々あるんだよなあ。だから沼なんだけどね。
「ベストセッティングがあり、これ以上はない」
という天井(沼底?)は、あるのだろうか。
途中で妥協(満足)するんだろうかね。
2021年05月19日
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