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つま先で操る、小指側につける義手というか義指の話。
これで扱うキーボードや、論理配列はあり得ると思う。
第二親指でのシフトを許容すれば、
第一シフトが普通のシフト、
第二シフト逆手が濁音、第二シフト同指が半濁音、
などのようにできそうだ。
ただこれを5日装着していただけで、
脳の神経回路が物理的変化していたのは興味深い。
問題は、この変化が恒久的なもので不可逆なのか、
元に戻る変化なのか、ということだろう。
その追試がなかったので不気味な結論を残したままなのが、
中途半端だなあ。
おそらくだけど、
新しい論理配列や、
新しいキーボードに慣れるとき、
このようなことが大なり小なり起こっていると思うんだよね。
僕はqwertyローマ字ブラインドタッチの神経回路は出来なくて、
それを0から構築することが非常に不快だった。
薙刀式の運指は、
今ある自分の神経回路が心地よくなるように、
作った可能性があると思った。
さまざまな配列があることは、
それぞれの神経回路が全く違っており、
原理的に相容れないものがあるのではないか、
という示唆に思える。
新JISは好印象だったのに、月配列はダメだったしなあ。
飛鳥は行けそうと思ったが、親指シフトはダメだったし。
人によって快不快/可能不可能などがありそうなのは、
好みより以前の、
物理的神経回路、いわば生理的な感覚に、
依存しているのではと思う。
だから複数のやり方があることが、社会として健康だと考える。
そのような神経回路が、
新たにつくることができるのか、
あるいは元に戻すことができるのか、
追試を望みたいものだ。
もし元に戻る、あるいは完全には戻らないが、
とくに支障をきたすほどではない、
ならば、
これを使った新しいキーボードを設計する、
さらには別の身体拡張、それに合わせた文字入力システム、
まで作れる可能性があるように思われる。
2021年05月22日
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