これはわりと根深いんだよなあ。
親指シフト慣れの付随効果としての、中指キーの誤打率の高さ
https://hiyokoya6.hateblo.jp/entry/2021/05/21/215040
連続シフトを【】で表記すると、
ごう: 【@】Dと打ちたいのに、ごな: 【@D】になる。
どう: 【I】Dと打ちたいのに、どな: 【ID】になる。
こう: 【L】Dと打ちたいのに、こな: 【LD】になる。
そう: 【;】Dと打ちたいのに、そな: 【;D】になる。
という現象だということ。
親指の離しが間に合わず、
素早い左中指のD単打が【D】と連続シフトがかかってしまう、
というようなミスだ。
とくに連続シフト系は、
押しっぱなしで親指が重くなり、
離しづらくなっている。
連続がなければ諦めて親指もパンって押せるのかもしれないが、
連続前提だとどうしても重くなる。
飛鳥は同時打鍵もフォローしてるから、
シフトDと押した時もDシフトと押した時も【D】になるような閾値があるし、
離しに関しても同様だろう。
これはわりと厄介な問題だと思う。
薙刀式でどう解決してるか考えると、
(完全には解決していないが)
シフトを通常シフトに定義することで、
「確実に先離しすればシフトはかからないから、
シフトがかかってしまうなら親指が遅い」
と犯人が特定しやすいことは大きいと思う。
同時打鍵判定が絡むと、どこを改善すればよくなるのか、
直感で分かりにくいと思われる。
あるいは薙刀式では、
「そう」「こう」はどちらも単打であることで、
「よく使う言葉の連接では、
シフト離しミスが起こりにくいように、
単打に昇格させる」ことをしている。
こう、そう、ともによく使う言葉だと考え、
シフトを絡めていない。
これは配置上の工夫だ。
どう、ごうに関しては、
濁音同時を人差し指で行うので、
親指よりも同期しやすく、離しも早いと踏んでいる。
とはいえ、万全体制ではなく、
たとえば「ます」は「まえ」に化けやすい。
「せい」は「せも」に化けやすい。
【K】Oが【KO】にミスし、
【A】Kが【AK】にミスする。
します、やります、などの丁寧語語尾では、
丁寧語っぽくゆっくり打つからあまりミスしないが、
マスト、マスター、益々、冷ます、など、
丁寧語でない速い「ます」は化やすい。
「せい」も、
可能性、性質、くらいならそこまでミスはないが、
せいせいした、いっせいに、
などの素早く打ちたい長い言葉でミスをすることがある。
カナならべは、全ての連接を打ちやすくすることは出来ない。
原理上の問題で、
何を取って何を我慢するかなんだよな。
DvorakJではそこまで細かくコントロールできないが、
AutoHotKeyなら、
細かく制御することは可能だと思われる。
連続シフトの離しのところだけ、
特別なアルゴリズムを組めばいけるかも?
僕は物理的な解決をしていて、
「親指のキーは4指より軽いバネにする」
ことをやっている。
15gとか12gあたりで調整。
キーキャップが重いと戻ってこないので、軽めのキーキャップ推奨。
先押し(通常シフトなので)が間に合いたいと思って、
軽めのバネにしたのだが、
離しも意外とやりやすくて、
対症療法としてはおすすめ。
連続シフトは便利だが、
原理的に離しの問題を内包する。
逐次シフトはそれがないが、
いちいちシフトしなければならない。
どっちの欠点を我慢して、
どっちのメリットを得るかなんだよなあ。
Autohotkeyでは、スペースキーの離し遅れをカバーすることは(いつかは)できると思いますが、そもそもスペースキーを離したことが伝わっていないことさえあるので、解決になるかはわかりません。
ぼくは左親指で「ね」を行くと「ねむ」に、
右親指で「ね」を行くと「ねん」が打てたりします。
手と指の連動がありそう。とくに不器用な左薬指関連ですし。
同手は打ちやすいが離しづらい傾向があるように思います。
人によるかもですが。
スペースのUpの検知そのものが出来てないときがある、
ということですかね。
だとするとプログラム側からは何やってもだめですね…
シフトと変換を別キーに分けたらなんとかなるものでしょうか。
(自作キーボード側で親指にシフトキーそのものを持ってくるなど)
以前は自作キーボードで、親指にシフト兼スペースの
LSFT_T(KC_SPC)
を定義して、DvorakJ版を使っていました。
Benkeiにはこのキーマップが通じないので、お蔵入りです。
私も左親指からの方が失敗しやすいみたいですが、右親指からでもたまに間違えます。
>Benkeiにはこのキーマップが通じないので、お蔵入りです。
ソースコードを見てないのであれですが、
スペースを全部シフトに読みかえればいけるのでは。
モデファイアと別口になってるかな。
>右親指からでもたまに間違えます。
「ねん」は「ね」の連接の中でもわりと出る方なので、
記憶に残りやすいと思われます。
右手のP裏だったころはわりと間違わなかったので、
左右と同手シフトと、要素が増えると不安定になるのかもですね。
とくに「ねん」は「ねむ」よりも早く打ちたい言葉だから、
余計そうかも。
ちなみに「ん」の裏を何もいれず、
「ぬ」を「ひ」の裏へ、「む」を「け」の裏へ移動した版も昔試しましたが、
そうしたやり方もあります。
根本的ではなく対症療法ですけど。(左薬指の負荷軽減のためにやめた)
濁点、拗音の連続シフトに対応させるかなど、にも注目しています。
AutoHotKeyで書かれてるんですよね。
これはとても気になる…
ゼロ遅延は3キー同時押しだと表示がややこしいことになりそうですね。
飛鳥に対応してるから同時連続シフトもいけるはずで、
これはあらゆるギミックに対応し始めている…?
濁音や拗音の連続シフトは原理的には存在するけど、
実用的には使ってないしなあ。
右手だと「ぐずぐず」「ぐだぐだ」が連続濁音行けます。レアすぎ。
「華奢」「茶々」「シュシュ」なんかは拗音連続行けますが、
これもとっさには無理でしょう…
ちなみに、新下駄配列の同時連続シフト、「そら」「さおり」とかは今のところできないようです。
薙刀式、濁音、拗音の連続シフトは、「自動」「技術」「美人」とか、押し続ける指が悲鳴をあげそうなのばかりで、お得感があれば使うかなって感じです。
「じょじょ」「だが」「午前」「午後」とか。
あ、「自画自賛」はうぬぼれ感が増すかも?ですね。
薙刀式の文字領域の連続シフトは、
実装上はあるけど実用は考えてない状態ですね。
なので偶然あれば使うくらいのレア度だと思われます。
新下駄もそれ前提で運指を組んでないでしょうし。
半濁音連続シフトは「パパ」は使えるかな。
文字領域同時系は連続にしなくても、
そんな嫌じゃないのがポイントですかね。
手首や腕で同期を取るからかも。