2021年05月25日

【自キ】スイッチフィルムと同等のグラつき抑えシステム発見

靴ピタをクッションにする方法を発見!
これはスイッチフィルムの完全上位互換だ!


スイッチフィルムは、
スイッチのハウジングを開けてまた閉めたときの、
グラつきを抑える道具だ。

殆どのキースイッチは工場出荷状態ではきれいに噛み合ってるのだが、
ルブやバネ交換のために開け閉めしただけで、
グラつきが増えてしまう。
複数回の開け閉めをやればガバガバだ。

とくにDurock系、アルパカやL1系は、
工場出荷状態はかなり良いのに、
ちょっと開け閉めしたらガバガバのグラグラになってしまう。
せっかくの最高にいいスイッチが台無しなのだ。
ここにフィルムをかますと、
ほぼ工場出荷状態に戻る。


が、フィルムはちょっとはみ出るし、
透明ハウジングなら見えるしで、
あんまりビジュアル的に良くない。
あと、再度開けたとき、フィルムをずらさないようにまた閉めるのは、
大変面倒。

これが、靴ピタで収まるのだ!

コニシボンド靴ピタ
https://www.yodobashi.com/product/100000001001735943/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=452596261437&gad5=8856178302103341633&gad6=&gclid=Cj0KCQjwna2FBhDPARIsACAEc_VMWQSDA3eEx-sFv6hcNsDqPVUfFnJIRHfTW2TDqUJCxVarFmCAI9caAgp1EALw_wcB&xfr=pla
ゲル系透明接着剤。

これをボトムハウジングの、
閉めたときに接触する箇所に塗り塗りする。
数時間で乾く。
(表面を触るとややネバネバするが、
それ以上乾燥しないっぽい。
ネバネバした状態で閉めて開けても、接着されることはない。
念のため数時間放置した)

これで閉めると、フィルムと同等の性能であることを確認!
そして透明だから、透明ハウジングでも目立たない!

完全上位互換!



で、今の僕のお気に入りで、直進性を評価してみた。

10 Novelkeys Box Cream(工場出荷、開け閉め後)
8 Everglide Aqua King(工場出荷、開け閉め後)
 Durock L1、Alpaca(工場出荷、フィルム、靴ピタ)
7 Gateron Ink Yellow(工場出荷、フィルム、靴ピタ)

6 Durock L1、Alpaca、Ink Yellow(開けたあと)
3 Kailh Speed Silver(工場出荷)


Aqua Kingはグラつかない噂のスイッチだけど、
直進性だけならBox Creamに全然負けてる。
ただ滑らかさは断然良い。
POM同士の擦れ感は、ポリカ同士の擦れ感より不快だなあ。
さりさりする感じ。
(Durock Full POMのステムはPOMじゃない秘密配合プラで、
完全にクリームの上位互換に思える。まだ研究中)


また、同じスロー55gのバネで比較すると、
Aqua Kingはポリカ同士のこすれがあり、
L1より滑らかさが劣る。つまりより力が必要で、実質重くなる。

優勝は、L1の滑らかさと直進性だな。


でも開けるとガバガバになるので、
フィルムをかまして使うぐらいなら、
メインスイッチにするほどでも、
と思っていたのが、
この靴ピタで、急に優勝候補に返り咲いた。


で、いまダークホースというか昔の彼女、
Ink Yellowを再評価している。

L1のポリカ+POMと同等だし、
205ルブでなく105ルブにすると、
L1と同じ滑らかさが手に入る。

グラつきはL1に劣るが、
Ink Yellowの最大の特徴、
スピードスイッチ接点が今僕の中で急上昇。

反応速度が優勝候補のL1より速いことが、
二種類のスイッチを挿して使うとわかってしまう。

直進性のL1、スピードのYellowといったところか。

また、ついでに靴ピタでシリコンシートを貼る、
エラストマー樹脂でないクッション方式に変えてみた。
これはこれでストレート性があってよくて、
Gazzew Silent Stem並みの気持ちよさがある。


ということで、今の優勝スイッチは以下!

【Gateron Ink Yellow】
バネ: Durock 55gゴールドスプリング
ルブ: Krytox 105
トップハウジング: タイルの目地材(ゴム)を、
 ステムの両方が当たるところに塗る(戻りの静音化)
ボトムハウジング: 中敷きのステムが当たる部分に、
 シリコンシート(0.8mm)を、靴ピタで貼り付ける。
 また、噛み合わせ部を、靴ピタでクッション化

L1と同等のスロースプリング挙動、
L1より速い文字の反応、
L1より短いストローク、
L1と同等の滑らかさ(Aqua King、Box Creamを超えた)、
グラつきはちょいあるがSpeed Silverより全然いい、
シリコンシートによるソフトタクタイルっぽい感じ

というスペック。
グラつきを許容してスピード性を取った、
執筆専用スイッチというところか。
(これでも安いスイッチに比べれば、
Boxステムだから直進性高いんですよ!)

バネはスロースプリング55gで小指にはやや重いが、
ストロークが短いので気にならない説。
しばらく使って気になるなら、切ってみるかも。



で、本題に戻ると、
Durockの「開けたらガバガバ」は、
靴ピタでほぼ元に戻るぞ!

スイッチフィルムの完全上位互換発見!
posted by おおおかとしひこ at 10:46| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。