靴ピタをクッションにする方法を発見!
これはスイッチフィルムの完全上位互換だ!
スイッチフィルムは、
スイッチのハウジングを開けてまた閉めたときの、
グラつきを抑える道具だ。
殆どのキースイッチは工場出荷状態ではきれいに噛み合ってるのだが、
ルブやバネ交換のために開け閉めしただけで、
グラつきが増えてしまう。
複数回の開け閉めをやればガバガバだ。
とくにDurock系、アルパカやL1系は、
工場出荷状態はかなり良いのに、
ちょっと開け閉めしたらガバガバのグラグラになってしまう。
せっかくの最高にいいスイッチが台無しなのだ。
ここにフィルムをかますと、
ほぼ工場出荷状態に戻る。
が、フィルムはちょっとはみ出るし、
透明ハウジングなら見えるしで、
あんまりビジュアル的に良くない。
あと、再度開けたとき、フィルムをずらさないようにまた閉めるのは、
大変面倒。
これが、靴ピタで収まるのだ!
コニシボンド靴ピタ
https://www.yodobashi.com/product/100000001001735943/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=452596261437&gad5=8856178302103341633&gad6=&gclid=Cj0KCQjwna2FBhDPARIsACAEc_VMWQSDA3eEx-sFv6hcNsDqPVUfFnJIRHfTW2TDqUJCxVarFmCAI9caAgp1EALw_wcB&xfr=pla
ゲル系透明接着剤。
これをボトムハウジングの、
閉めたときに接触する箇所に塗り塗りする。
数時間で乾く。
(表面を触るとややネバネバするが、
それ以上乾燥しないっぽい。
ネバネバした状態で閉めて開けても、接着されることはない。
念のため数時間放置した)
これで閉めると、フィルムと同等の性能であることを確認!
そして透明だから、透明ハウジングでも目立たない!
完全上位互換!
で、今の僕のお気に入りで、直進性を評価してみた。
10 Novelkeys Box Cream(工場出荷、開け閉め後)
8 Everglide Aqua King(工場出荷、開け閉め後)
Durock L1、Alpaca(工場出荷、フィルム、靴ピタ)
7 Gateron Ink Yellow(工場出荷、フィルム、靴ピタ)
6 Durock L1、Alpaca、Ink Yellow(開けたあと)
3 Kailh Speed Silver(工場出荷)
Aqua Kingはグラつかない噂のスイッチだけど、
直進性だけならBox Creamに全然負けてる。
ただ滑らかさは断然良い。
POM同士の擦れ感は、ポリカ同士の擦れ感より不快だなあ。
さりさりする感じ。
(Durock Full POMのステムはPOMじゃない秘密配合プラで、
完全にクリームの上位互換に思える。まだ研究中)
また、同じスロー55gのバネで比較すると、
Aqua Kingはポリカ同士のこすれがあり、
L1より滑らかさが劣る。つまりより力が必要で、実質重くなる。
優勝は、L1の滑らかさと直進性だな。
でも開けるとガバガバになるので、
フィルムをかまして使うぐらいなら、
メインスイッチにするほどでも、
と思っていたのが、
この靴ピタで、急に優勝候補に返り咲いた。
で、いまダークホースというか昔の彼女、
Ink Yellowを再評価している。
L1のポリカ+POMと同等だし、
205ルブでなく105ルブにすると、
L1と同じ滑らかさが手に入る。
グラつきはL1に劣るが、
Ink Yellowの最大の特徴、
スピードスイッチ接点が今僕の中で急上昇。
反応速度が優勝候補のL1より速いことが、
二種類のスイッチを挿して使うとわかってしまう。
直進性のL1、スピードのYellowといったところか。
また、ついでに靴ピタでシリコンシートを貼る、
エラストマー樹脂でないクッション方式に変えてみた。
これはこれでストレート性があってよくて、
Gazzew Silent Stem並みの気持ちよさがある。
ということで、今の優勝スイッチは以下!
【Gateron Ink Yellow】
バネ: Durock 55gゴールドスプリング
ルブ: Krytox 105
トップハウジング: タイルの目地材(ゴム)を、
ステムの両方が当たるところに塗る(戻りの静音化)
ボトムハウジング: 中敷きのステムが当たる部分に、
シリコンシート(0.8mm)を、靴ピタで貼り付ける。
また、噛み合わせ部を、靴ピタでクッション化
L1と同等のスロースプリング挙動、
L1より速い文字の反応、
L1より短いストローク、
L1と同等の滑らかさ(Aqua King、Box Creamを超えた)、
グラつきはちょいあるがSpeed Silverより全然いい、
シリコンシートによるソフトタクタイルっぽい感じ
というスペック。
グラつきを許容してスピード性を取った、
執筆専用スイッチというところか。
(これでも安いスイッチに比べれば、
Boxステムだから直進性高いんですよ!)
バネはスロースプリング55gで小指にはやや重いが、
ストロークが短いので気にならない説。
しばらく使って気になるなら、切ってみるかも。
で、本題に戻ると、
Durockの「開けたらガバガバ」は、
靴ピタでほぼ元に戻るぞ!
スイッチフィルムの完全上位互換発見!
2021年05月25日
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