2021年05月25日

【薙刀式】古式泳法と競技泳法

後輩と古式泳法の話をしてて、
競技泳法と対照的だなと思ったので。


古式泳法とは、日本で開発された泳ぎ方で、
外国から輸入された、
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4大泳法以前の、
侍や忍者(や農民、漁民も?)が使っていた、
泳ぎ方のことである。

いくつかの流派が残っていて、
ざっと20くらいあったと思う。

僕はダイエットのため水泳に通っているが、
同じ泳ぎ方だと飽きちゃうので、
古式でもマスターしようかなと思い、
一番簡単なやつ、横泳ぎと言われるやつはマスターした。
(身体を横にして、頭は水面から出しっぱなし、
手は片方だけクロールっぽく、足は鋏のように水を挟んで移動する)

でね、
古式ってすぐマスターできるのはいいんだけど、
痩せないのよね。

頭を水につけないから、息継ぎがなくて、
しかも呼吸しぱなしに出来るから楽。
しかも波を立てずに泳ぐから、
水の抵抗があまり、
ほとんど疲れないからだ。

そのかわり最高速は、競技泳法に比べれば遅い。

つまり競技泳法は、
疲れる代わりに速いのである。

古式泳法は、
甲冑を着たまま川を渡ったり、
白の堀を越えるために使われた。
裸に一回戻ってまた服を着るのではなく、
服を着たまま泳げる泳法でもある。
波が立たないから忍び込む忍者も使ったと言われている。

古式のほうが、「現実的で、疲れない」
やり方なのだ。

勿論、競技泳法の方が速い。
しかしそれは、プールで水着という、
極めて限定された条件にすぎない。
しかもめっちゃ疲れる。
ダイエットにはいいんだけどさ。

薙刀式は、
競技泳法は目指していない。
古式泳法に考え方が近いと思った。

実用本意なのだ。
溺れない、疲れない、誰でもマスターしやすい、
泳ぐ前後のことをシームレスに考えている、
などが特徴なわけだ。


僕は競技タイピングにまるで興味がないのは、
実用文章が目的だからだ。
いちいち海パン一丁になる意味は、僕にはわからない。

測定するために海パン一丁になることは分かるが、
そんなん年一回の健康診断でいいだろ、的な感じだ。

qwertyやJISカナで、
競技泳法を極める人がいる。
その他の新配列でもやろうとしてる人もいる。

競技水泳の人は、服を着て泳ぐことができないらしい。
他に特別な訓練をしないと出来ないのだと。
カイコが人間なしでは生きられなくなってしまった、
奇形のようなものを僕は競技水泳に感じる。

そもそも泳いで何かをすることを、
泳ぐだけを目的にしてしまった歪み。


まあ大きくはゲームだから、目くじらを立てることはあるまい。
だが僕はゲームをしてる暇はない。
甲冑を着たまま川を超え、
敵の首を取らなくてはならないのだ。

薙刀式はそのための道具で、
しかもそれほど泳ぎが上手くない人でも、
川を渡れるようになっている。

競技泳法から見れば雑味があり、
無駄が沢山あると思う。

でもそこは、誰でも使えたり、
長いこと泳いだり、服を着たまま川を超えたり、
するためにあるような気がしている。


理想は薙刀式でZタイパーになることだろうが、
僕の指はそこまで速くないので、
誰か出来るならやってほしい。
でも古式でオリンピック目指すくらい、
現実味がないような気がする。

もちろんその他の新配列も、古式泳法のように、
実用本意で作られたのだとは思う。
じゃあ競技泳法動画(タイプウェルとか)じゃなくて、
実用動画を見たいんだよね。

新下駄の実用文は「楽そうだな、手が力が入ってないな」
ということが分かったので、
他の配列も色々見てみたい。
出来れば何年か使い込んだフルスペックが見たいけど、
そこそこ慣れた人の古式泳法ぐらいでいいと思うけどね。

実はqwertyローマ字や、JISカナのそれも見たいんだけど、
なかなか検索に引っかからない。
コピー打鍵でない自由文で、手元画面の両方が入ってる動画あったら、
教えてください。
古式泳法同士の土俵で比較できるので。
posted by おおおかとしひこ at 12:50| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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