2021年06月08日

【薙刀式】左ロウスタッガードのせいで、左小指は立っていた

DSAプロファイルを使うと、
手がどういう向きにあるのか、
指がどの角度で当たってるのかよくわかる。
とくに小指のずれが酷い。かなり斜めに当たっている。

でもローマ字でAがそれほど斜めに当たってたっけ、
と回想すると、どうも左ロウスタッガードのせいで、
左小指の当たりがいいっぽい。


まずDSAの時の、右小指の当たり方を考える。

中段、;を打つ時、
爪の外側らへんがDSA天面に当たる。
指先はまっすぐというより、
斜め45度、北西方向を向く感じで当たる。

下段/はさらにひどくて、
爪の横ぐらいが当たる感じになる。

撫で打ちの手の構えだとこう当たりがちなので、
小指は意図的にもうちょっと立てないと、
指先で打鍵できない。
とくに下段は側面で打ってるくらいになり、
すぐ痛めることになる。

薙刀式では左小指は右小指ほど使わないので、
そこまで意識をかけなくてすむが、
この6倍以上使うqwertyではこの苦痛は味わってないな、
なんでだろと思い起こすと、
左ロウスタッガードのせいで、
鉛直に対して手首を左回転していることに気づく。


左手を左腕の方向に伸ばさず、
左ロウスタッガードに沿って、鉛直左回転する。
そうすると、斜めに寝ている左小指が立ち気味になる。

こうして、qwertyローマ字は、
(偶然)最も使うAに、適した構えになっている。
普通これだと人差し指側が引っ張られるのだが、
これまた偶然、左人差し指のホームFは使わずに、
上段Rが実質ホームになるため、
左回転を(偶然)吸収している。


なるほど、こんな偶然で、
qwertyローマ字は指を痛めにくい構造になっているのか。

逆に格子配列+DSAでqwertyローマ字を打つと、
左小指は東北を向き爪の横で打鍵することになり、
一日で指を痛めることになるだろう。
ついでにYもホームから遠くなるしね。

試しにいつもの位置から左右間を離して、
外側にひねるようにすると、
たしかに小指は立てられて打ちやすくなる。
そのかわり手首への負担は増える。

なるほど、これは奥が深い。



論理配列と物理配列(とキーキャップまで含めた物理形状)の、
複雑な関係の全貌は明らかになっていないが、
こうしたことで逆にqwertyを再発見することもあるんだなあ。

3Dプリントキーキャップが出来上がるまであと一週間はかかるので、
手持ちのキーキャップで色々実験してみることにしようかな。
posted by おおおかとしひこ at 15:00| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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