2021年06月09日

【薙刀式】手首の力と指の力

最近よく自分の打鍵の動画をいろんな角度から撮っては、
何が無駄なのか、どこで疲れているのかを研究している。

で、実感したのが、
どうも僕は、
左手の薬指と小指は、指の力のみでは打ててないということ。


左手の薬指と小指だけ、
手首を使っている。
薬指は、手首を起こして打ち下ろす力で打っている。
小指は、外へローリングすることで打っている。
(このときに肘までつながる腱を使うはず)

他の指は、「指の力だけで打鍵する」ことが可能で、
この二本だけそうはいかないみたい。
なるほど、だから弱く、使い物にならなかったのか。


打鍵理論というのは、
こうした欠陥的な指があることを前提としていない。
少なくともピアノのように、
すべての指がある程度粒がそろっていることが前提になっていると思う。
僕のように、
大した指じゃないことを前提としていない気がする。

この弱い二本の指が、
いまから鍛えて指の力だけで動くようになるのだろうか?
色んな情報を調べるかぎり、
最終的には難しいらしい。
とくに歳をとってからは完璧にはならないらしい。
まあ、全然動かなかった昔に比べれば、
動くようになったような気がしなくもないが、
これから右手の小指や薬指に匹敵するほど、動かせるのだろうか。


無理、という前提に立つと、
薙刀式のこの左薬指と小指の頻度の少なさは、
僕のこうした弱い指前提でつくられているわけだ。

もっと弱い指の人もいるかもしれないし、
平均的に強い人もいるのかもしれない。
僕はタイピングする人の中では弱いほうかもしれないが、
平均からしたら強い方、という可能性もなくはない。


真上や真横の映像はよく見るが、
意外と前から撮ったタイピング動画ってほとんどないんだよね。
前から撮ると、
いかに薬指や小指が不安定か、
いかに人差し指や中指に比べて、斜めに刺さっているか、
ということがよくわかる。
弱い指に加えて、うまく正面から当たっていないという問題を、
薬指や小指は抱えているということ。

現在制作中の3Dキーキャップは、
そうした問題のうち、
「薬指や小指が正面からいいところに当たる」
ことを目的としている。
指の力のみで打てなくても、
手首の力を援用しながら、
なるべく正面で打てば、
力が一番かかりやすいはずで、
変な角度で当たり続けるよりは、
疲れないはず。


キーキャップの縦方向を議論する人はいても、
この横方向の当たり方を議論する人はいない。
前から見たことがないのだろうか。

僕はたまに画面がスリープした状態で、
黒い画面に指を映して動きだけ観察することがよくある。
そのときに、
人差し指や中指に比べて、
薬指や小指が斜めにしか指が当たっていないことに気づくわけだ。
とくに撫で打ちだとその傾向がある。
(これが球を掴むようなスタイルにするべき、
という僕の主張の根拠)

突き刺し打ちの人は前から見て垂直に打つのだろうか?
前から見た動画がほとんどないのでよくわからないが、
あったら観察してみたいものだ。


前から見た動画あったわ。
https://www.youtube.com/watch?v=M8xed1pBzJ4
日本語ではないと思われる。
前から見ると、BSを打つときにいかに小指が無理をしているかよくわかるね。
細い指が絶望的に遠いところに出張しているなあ。

この人も少なくとも薬指と小指は手首を動かしながら打っているように見える。
そして突き刺し系とはいえ、人差し指や中指に比べて、
薬指や小指はずいぶん正面から見て斜めに刺さっているように見える。
この無駄な力のベクトルが、疲れの原因だと考えているわけだ。

qwertyローマ字で、こんな動画ないかなあ……
posted by おおおかとしひこ at 18:42| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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