2021年06月10日

【薙刀式】右小指下段

実際のところ、このキーの押し方なんて、
誰も研究してない可能性ない?


正面から撮影すると分かるけど、
右小指下段は、異常な当たり方をしている。

鉛直下方向に対して、左ななめ45度に倒れたまま下に押されている。
まるで手の力とキーの間に、
小指が45度挟み込まれた形で、
双方から押しつぶされているようだ。

指先や、指紋部分の、
指の力が発揮できる強い箇所ではなく、
力の入れようのない変な点
(爪の右脇)あたりが接触する。


これは、手のひらがテントしているせいである。

すなわち、人差し指側が上がり、
小指側が下がっているから、
手のひらが水平になく、
左下に力のベクトルが向くからだ。
人差し指中指くらいまでは、
まだ鉛直下に打つように手のひらを調整できるが、
薬指あたりからずれはじめ、
小指になると斜めにしか指がキーに当たらなくなる。

これは手のひらが水平ではなく丸みを帯びているからで、
指先は手のひらが作る球から、
一点へ集中するように伸びているからだ。

じゃあ手のひらを水平に保とうとすると、
その体勢は肘が開き、
打鍵を続けるには困難な体勢であることがわかる。
自然に肩と肘をリラックスさせると、
小指側は下に来て、人差し指側は高くなるように、
手のひらの骨格的構造が出来ている。

これは、
従来の水平型キーボードで顕著で、
左右分割などでテントすると、
多少マシになる。


右小指の中段はどうだろう。
やや前方に向かって押すため、
爪の脇を使うほどではない。
下段は指を縮めるため、
その歪みがもっとも蓄積されるキーなのだ。


右を取り上げたのは、
従来の、左に傾いたロウスタッガードでは、
左手を左にひねるため、
左小指は鉛直方向に立て気味に構えられるからだ。
だからAは比較的まっすぐ押せる。
ただしZは、やはり左小指が斜めに当たることになる。

右はひねりの恩恵がないため、
まともに斜めに当たってしまう。

左右対称キーボードでは、現象は対称的になる。



多くの論理配列では、
小指を嫌う。
それは弱い指だから、という理由だったように思う。
実際物理的に強い指ではないが、
「小指は(とくに下段は)まともな角度でキーに当たっていない」
という現象は無視されてきた
(または気付かれていなかった)のではないか?

とくに、右の小指下段は、
qwertyローマ字では不使用、
親指シフトでは「ォ」、
新下駄では「ぶ」「ヴ」「チェ」、(左は「す」「づ」「ぜ」とやや多め)
飛鳥では「さ」「ぼ」、(左は「じ」「ぱ」「ぜ」とやや多め)
と、
わりと無視されがちなキーであった。
右小指はエンターやBSや「」などに使う配列ですら、
右小指下段はわりと捨て位置だ。
「打ちにくい」という主観がそうさせたのだろう。


しかし打ちにくさの正体は、
弱い指だから、ではなく、
「指がまともに当たっていない」からだったのでは?

現在開発中の、
薙刀式3Dキーキャップrev3では、
小指下段は45度近く外側に傾いている。
小指が真正面から当たるようになっているわけだ。
これで初めて、小指の本来のパフォーマンスが使えるようになる。
(ざっくりいうと、右手をこちらから見ると、
__\\\
のようにトップ面が外を向いている)

だとしても、「弱い指」は変わらないので、
そこまで使うことはないだろうが。



qwerty+左ロウスタッガードでは、
右小指下段が発見されることはなかった。
30+αキー範囲を余すところなく使おうとした、
新配列たちは、
控えめに右小指下段を使ったが、
上の問題に気づいていかなったような気がする。

しかし僕は問題を見出してしまった。
なので改良するのみだ。


ちなみに、平面型の自作キーボードではどうだろう?
小指中段を手前に下げた影響で、
小指下段はさらにヘンテコな位置へ押しやられていると思う。
Claw44はかなり顕著で、
Corneですら僕は小指下段は使いづらかった。
30%キーボードのしんのすけでは、小指下段のキー自体がなく、
小指は二段しか存在しないという徹底をしている。

おそらく、小指の上段や下段はあんまり使わないから、
軽んじてもいいや、という無意識があると思う。

でも長いこと使うときに分かる、
疲労の蓄積が気になってきたので、
僕はここまでケアしたい。
posted by おおおかとしひこ at 10:31| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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