2021年06月13日

【日記】日本人が金メダル取ってそんなにうれしい?

そもそも論なんだけど。

スポーツの大会やアスリートたちが肉体の極限に挑戦することは、
とても楽しいと思う。
それに日本人が絡めば、同国人として嬉しいのは確かだ。
でも、「内村航平が金をとったから感動した」とか、
「池田璃花子が金をとったから感動した」とか、どうでもよくないか?

五輪は国威発揚の場とはいうが、
金の数が国威に比例すると信じたり、
ダメだった国をざまあといって下げる、
とは関係なくないか?
国の情勢は環境に影響するとはいえ(補助金とかもあるけど)、
最後は個人(かチーム)の力でしょ。

アメリカ人が金をとっても、アメリカじゃなくてその人を称えればいいじゃない。
僕はPRIDEの煽りビデオが最高に好きだった。
その個人がそこに至るまでのドキュメントを秀逸に繋いでた。
選手に感情移入する最高の道具だった。
その感情移入は、国ではなく、個人にあった。
何国出身とかはどうでもいい。その国はその人の祖国だから尊重する、くらいでいい。


国家の威信をかけた五輪とか、
日本人が優勝して感動するとか、
多様性の21世紀にしては古い価値観じゃないの?

21世紀なりの、未来的な価値観のプレゼンならば、
東京五輪は意味があると思う。
国別対抗戦枠とは別に、全く自由な当日予選枠をつくるとかさ。
それが3割くらい入ってると相当面白くなるよね。
世界的なプロジェクトなんて多国籍軍が前提なんだしさ。

でもずっと、前世紀的な価値観のことばかり言ってる気がする。
だから今やる意義を感じない。

21世紀はすでに1/5終わったが、まだ東京は20世紀のなかにいる。

「次代の価値観」を提示できないかぎり、
東京五輪は失敗だと僕は考えている。
そして現在に至るまで、それはまだプレゼンされていない。
posted by おおおかとしひこ at 13:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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