毎度写真でどう変わったか分かりづらいけど、記念写真に。
毎回「これでリリースできる!」と思うんだけど、
使い込んでいくうちにそうじゃないと思い始める。
今回はどうか。
今回のプリントは別の素材で出力してみた。
これまではMJFPA12GBだったんだけど、
PA11の方にしてみたらどう変わるかの実験も兼ねている。
質量はPA11の方が軽く、
軽快な打鍵を保証する。
柔軟性、靭性がPA12よりもあるらしいが、
これくらいの大きさでは差を感じないかな。
もう少し大きな物体になれば、曲げの影響とかありそう。
で、問題が、手触りが悪いこと。
グラファイトで磨いたものの、
PA12から比べたらザラザラ感がある。
Ink Yellowスイッチのわずかなカサカサ感を感じていたのは、
滑らかな表面のPA12GBだったからかも知れない。
PA11のザラザラのほうが気になり、
スイッチの感触まで感じない。
なるほど、
感覚というのは、「一番気になるやつ」にフォーカスされるわけだ。
大きい音が小さい音をかき消すようになってるんだな。
これがエンドゲームが遠い理由か。
いつまでも検知する側の感覚が鋭敏になりつづけるんだな。
ためしにヤスリをかけてみる。
#100→#400→#1000。
ツルツルにはなるが、
「ツルツルのナイロン」の触感になるのみだ。
PA12GBだとガラスビーズの触感が効いてて、
象牙っぽい良さがあったのになあ。
ということで、
手触りを重視したいキーキャップには、
PA12GBの方がお勧めのようだ。
このへん、触ってみないと分からないよねえ。
検索しても比較した人の話出てこないし…
期待した柔軟性(柔らかい触感になるのでは?)も、
あまり感じない。
そもそもキースイッチがダンパーになっているわけで、
キーキャップが二重ダンパーになる意味はない。
ブレを感じなくもないから、
PA12GBの硬質な直進感を大事にした方が良さそう。
今回は親指を複数出力してみている。
ここの角度が変わるだけで何もかも変わるので、
また一から調整になるのかなあ。それは避けたいな。
中段が一番分かりやすいんだけど、
「短い人差し指に比べて、
長い中指と薬指が同じ距離に構えるためには、
中指と薬指を畳まなければならない。
だから、中指と薬指のキーは人差し指より背が高く、
そして奥に傾いている」
のを強調した感じだ。
今までは見栄えを気にしてやってなかった、
「一回極端にやってみる」を優先したらこうなった。
僕的にはかなり良くなった印象。
たまに中指が突き指っぽくなる現象が、解消された感じ。
小指は毎度迷うところ。
水平気味にしたほうがいいのか、外に対して傾けたほうがいいのかで、
まだ迷いがある。
机面に手を置くと、小指って45度くらい内に傾いてるんだよね。
それを何度と見積もるかが難しい。
力加減によって角度がだいぶ変わるので。
あと一回の試作くらいにしたいが、
どうなることやらだ。
2021年06月27日
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