2021年07月07日

【薙刀式】ノープランで打鍵速度は落ちるか

薙刀式の最新動画では、
書こうと思ってることが頭にある時と、
ノープランで書いてる時(8:45〜)の差がよくわかる。
https://youtu.be/NFYsG9E7mfg


書こうと思うことを書くときは、
手にほとんど淀みがない。
なんなら「長い文章を丸ごと書く」ように、
全連接が繋がっている勢いだ。

ホームポジションに手が置かれず、
休んでいない印象がある。

それは、その場で考えるのではなく、
すでに考え終わったことがあるからだろう。
少し手が止まるとしたら、
「あと書き忘れたことなかったっけ。
ああ、あの論点があったわ」
という部分だろうか。
考えるのではなく、思い出すまでの時間だろう。


一方、ノープランのときは、
しばしば手が止まる感じがあった。
ホームポジションに手が置かれ、待機状態がちょいちょいある。
その時に考えているわけだ。
次に何を書くべきか、
最終的にどこへ向かうかなどを。

とはいえ、動くときの手の速度は、
たいして変わらない。
「ダダダと書く感じ」は同じだ。
「考える」と「書く」は異なる次元なのだろうか。
(書いている時も考えていないわけはなく、
単に考えが手の速度に追いつかないのだろう)

「思いがあふれるときは速く書き、
考えながらのときはゆっくり書く」
イメージがあるが、
手の速度自体はそれほど変わらず、
休み時間があるかどうか、
が違いだったとは。

矢の速度は変わらず、矢継ぎ早の速度が違うということか。


僕の予想では、
前半と後半でスピードが大きく違うと思っていた。

でも意外なことに、
ほとんど速度は変わらないことがわかった。
むしろ加速していたことに、
計算してみると驚く。

前半 1218字/8分45秒: 1392字/10分
後半 720字/4分31秒: 1594字/10分


量が少ないから速く書ける、というファクターもありそうだし、
実際に最終の文章をみると、
深いところに辿り着いてない、
浅い印象も受ける。

表面を舐めた文章は、
休み休みアドリブになるが、速く書けて量も少なく、
深い思考の文章は、
考えた分を一気に吐き出すから休みがないものの、
浅い文章にスピードでは負ける(量はたくさんある)。

みたいなことが、
考察としていえるだろうか?



人間の思考と手の速度の関係って、
まだ誰も考えていないけど、
このように動画で観察することで、
傾向はわかるのではないだろうか。

で、論理配列や物理キーボードというのは、
さまざまな思考や文章に対応するべきで、
計算配列や平面キーボードは、
こうした現象を把握して作られてないと思うんだよね。
(把握しなくても、ある程度までは結果的に対応してる、
というのが現実だろう)
posted by おおおかとしひこ at 12:40| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。