2021年07月23日

ディレクターの仕事なめてんのか

ディレクターというのは、「方向づけをする人」のことである。
まず全体的な方向づけを決めて、
それを各パートと共有しながら全体を編む。

指揮者と同じである。
台本や楽譜が決まっていても、
それを具体的にどうするのか、
ここは大きくするのか小さくするのか、
ほんの少し遅らせるのかオンタイムか、
あるいは台本や楽譜に書いてないものも、
方向づけて責任を取る。
むしろ台本にないものをつくるのが仕事で、
それがダサければディレクターの責任だ。

日経から。
> その後、組織委は同日夜、「演出内容を精査したが、様々な分野のクリエーターが検討を重ねて制作した」とし、「小林氏が一人で手掛けている個別の部分はなかった」とのコメントを発表。そのうえで「予定通り実施する方向で準備を進める」ことを明らかにした。

ディレクターは全てにいる。一人でやる仕事だが、
みんなとやる仕事だ。

解任したいが予定通り進めなければならない事情はわかる。
だがディレクターの仕事なめてんのか、
とその無理解ぶりに僕は怒りを表明しておく。

指揮者のいないオーケストラと同じだぞ。
指揮者は本番までにまとめるのが仕事で、棒を振るのは仕事じゃない。
(棒を振るまでに仕事は終わっている)
キャストに台本だけ渡して映画撮ってみろよ。
バラバラになるに決まってるだろ。
パートと全体の関係を理解してんのかよ。


結局、組織委はなにもかも無知だということを曝け出している。
全裸より恥ずかしい。
こんな人たちに雇われるディレクターは不幸だ。
こんな人たちに雇われてると分かったら断るよ。

お飾りでいいから代役を立てれば良かったと、
怒りながら冷静に指摘しておく。
posted by おおおかとしひこ at 12:45| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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