2021年07月31日

【自キ】鋳造キーキャップ製作中

これはまじでいいかもしれない。
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とりあえず2個できた。右のは研磨中。
足は3Dプリントと接着する予定。
真鍮っぽい、タイプライター風DSAキーキャップを目指している。


アイアンファクトリーというところから、
80℃で溶解して家庭で鋳造できるキットが登場した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000106.000035017.html?__twitter_impression=true
即買いして、届いたのがやっと一昨日。
これは面白い。

どこかのドキュメンタリーで見たような、
粘土の型に溶けた金属を流し込むやつがやれる。
(日本刀とかそうなんだっけ)

鋳造過程は温度管理さえ上手くいけば大丈夫なのだが、
なにせ杓の柄が短くて、
湯煎の中からうまく取り出すのが難しい。
お湯の中でひっくり返しそうになる。

粘土の型は水平さえ保っとけば、
これくらいの量なら表面張力がものすごいので、
むしろ表面張力で丸まらないように流し込むのに腕がいる。

鋳造が簡単になったとはいえ、
問題はそのあとの研磨過程だ。

モノが小さいので手削りだとかなり手こずる。
まあコツコツやりますよ。他に方法もないし。
#100で荒研ぎと大きな整形、
#380で細かい形をつくり、
#1000で傷消し、
#2000で表面を滑らかに。

左二つは酸化皮膜が落ち着いた、
真鍮っぽい味になってるので、
このままにするかコンパウンド買いに行くか、
迷っている。
でも鏡面仕上げも見てみたいしなあ。
鏡面仕上げにしたあと#2000で磨けばもとの感じに戻るのだろうか…


この手間と材料費考えると、
一個3000円くらいかな。
遊舎さんで売れるだろうか。


でも感触がめちゃくちゃいいので、
自分用も欲しくなる。
36個つくって、
3Dキーキャップの足だけ作って貼り付けるバージョンを、
試したくなるな…

打鍵感は重い系なので、
コトコトとした感じでとても高級感がある。
モノはインジウム-ビスマス-錫合金らしいが、
特性はよく分からない。

ピンセットの先で傷がつく程度なので、
だいぶ柔らかい金属であることはたしか。
床に落としたら変形するだろう。
錆は酸化皮膜を作るタイプだから持つと思うけど。


メタルキーキャップは男の夢のひとつだ。
アイアンファクトリーのこの新製品見て、
他に作ってる人いそうだな…
posted by おおおかとしひこ at 13:54| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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