2021年08月03日

【薙刀式】机と椅子を変えただけで打鍵感は全然変わる

いまカフェで執筆中なのだが、
タブレットの電池が切れたので、電源席へ移動した。

あれ? 打鍵感がぜんぜん違うぞ。どういうこと?


何がどう変わったのかな。
椅子が低くなった。机はやや高くなったか。
つまり、椅子と机の距離が開いた。

それだけではないだろう。肘の位置は机とほぼ同じ。
さっきは肘は机より下だった。

なるほど、
机と椅子の関係が肘の高さに影響を及ぼし、
それが肘と机の高さの関係になり、
それが手の向きとか手首の位置に変化を及ぼすのだな。
何段階かの複雑な影響関係がある。

それと、椅子の高さと机の高さが変わると、
モニタ位置の高さも変わり、
背筋の伸び方も変わってくる。
これはややこしい。

指先はこれらの結果としての、
キーの当たり方が変わってくるのを、
敏感にとらえている。
結果、「さっきと違う感触だぞ」ってなってしまう。


さっきはよかったキーの当たり方が今回はそうでもなく、
その逆もあれば、そのまま良いものもある。
自作デスクが、
キーボードと自分の関係性を一定に保とうとする道具であることが、
カフェでノマドをしているとよくわかるということか……。

これならノートPCのほうが一定して打てるのかもしれない。
多少の変動にも耐えられる、
待ちの深いキートップの曲面になるように、
設計していくしかないだろうね。


打鍵感って、難しい。
こちらの変化でも全然変わる。
家の環境と全然違うところに展示されている自作キーボードは、
実はまったく意味がなかったりして。

逆に、遊舎工房で触ったキーボードが良かったからといって、
自宅でもいいとは限らない理由は、
実はこれかもしれない。

肘の高さはどうだった? チルトやテントは?
左右の距離やハの字の度合いは?
背もたれはどうだった? モニタの高さは?
肘の開き方や角度はどうだった?
三次元スキャナーで、
状態を保存したくなるわな……。

ゴム足の高さを1ミリ変えるだけで、
全然違う感触になるよね。
パームレストを3ミリ変えるだけで、
全然違うキーボードになった感じがある。


以前、
膝上が安定して同じ環境かと思ったけど、
椅子の高さで足がつく椅子とつかない椅子があって、
それだけで太ももの角度が全然違うんだよね。
だから膝上は今追求していない。
今までの最速打鍵が膝上だったので、気にはなっているのだが。

主な変数は、肘の高さかなあ。
まずはそこから考えていくべきか。

肘がキーボードより上か(ピアニストの理想。
しかしこれを実現する日本の規格デスクはないので、
膝上なら可能になる)、
下か(多くの場合。チルトがいい理由)、
ほぼ同じか(めったにないが、逆チルトはこれのときによい)で、
キーボードの性格は全然変わってくるよね。

肘と机の高さ差をうまく調整できるアイテムがあれば最強なのか?
椅子についているキーボードが机に左右されないアイテムということか?


むかし、あるカフェのときだけ、
パームレストをやめて、
パームレストの上にキーボードを載せたときが、
一番打ちやすいことに気づいたことがある。
なにか法則があったのだろう。
(高さとは思えないので、角度だった可能性が高い)

こうしたことは経験則だけはなんとなくあって、
定式化がすすめられていないものだ。
人間工学、そういうことをしてないのか……
(傾向は分るものの、何センチがどれくらいの影響があるのかとか、
前腕の長さの何分の一がいいとか、
定量的なことがしりたい)
posted by おおおかとしひこ at 18:35| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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