いまカフェで執筆中なのだが、
タブレットの電池が切れたので、電源席へ移動した。
あれ? 打鍵感がぜんぜん違うぞ。どういうこと?
何がどう変わったのかな。
椅子が低くなった。机はやや高くなったか。
つまり、椅子と机の距離が開いた。
それだけではないだろう。肘の位置は机とほぼ同じ。
さっきは肘は机より下だった。
なるほど、
机と椅子の関係が肘の高さに影響を及ぼし、
それが肘と机の高さの関係になり、
それが手の向きとか手首の位置に変化を及ぼすのだな。
何段階かの複雑な影響関係がある。
それと、椅子の高さと机の高さが変わると、
モニタ位置の高さも変わり、
背筋の伸び方も変わってくる。
これはややこしい。
指先はこれらの結果としての、
キーの当たり方が変わってくるのを、
敏感にとらえている。
結果、「さっきと違う感触だぞ」ってなってしまう。
さっきはよかったキーの当たり方が今回はそうでもなく、
その逆もあれば、そのまま良いものもある。
自作デスクが、
キーボードと自分の関係性を一定に保とうとする道具であることが、
カフェでノマドをしているとよくわかるということか……。
これならノートPCのほうが一定して打てるのかもしれない。
多少の変動にも耐えられる、
待ちの深いキートップの曲面になるように、
設計していくしかないだろうね。
打鍵感って、難しい。
こちらの変化でも全然変わる。
家の環境と全然違うところに展示されている自作キーボードは、
実はまったく意味がなかったりして。
逆に、遊舎工房で触ったキーボードが良かったからといって、
自宅でもいいとは限らない理由は、
実はこれかもしれない。
肘の高さはどうだった? チルトやテントは?
左右の距離やハの字の度合いは?
背もたれはどうだった? モニタの高さは?
肘の開き方や角度はどうだった?
三次元スキャナーで、
状態を保存したくなるわな……。
ゴム足の高さを1ミリ変えるだけで、
全然違う感触になるよね。
パームレストを3ミリ変えるだけで、
全然違うキーボードになった感じがある。
以前、
膝上が安定して同じ環境かと思ったけど、
椅子の高さで足がつく椅子とつかない椅子があって、
それだけで太ももの角度が全然違うんだよね。
だから膝上は今追求していない。
今までの最速打鍵が膝上だったので、気にはなっているのだが。
主な変数は、肘の高さかなあ。
まずはそこから考えていくべきか。
肘がキーボードより上か(ピアニストの理想。
しかしこれを実現する日本の規格デスクはないので、
膝上なら可能になる)、
下か(多くの場合。チルトがいい理由)、
ほぼ同じか(めったにないが、逆チルトはこれのときによい)で、
キーボードの性格は全然変わってくるよね。
肘と机の高さ差をうまく調整できるアイテムがあれば最強なのか?
椅子についているキーボードが机に左右されないアイテムということか?
むかし、あるカフェのときだけ、
パームレストをやめて、
パームレストの上にキーボードを載せたときが、
一番打ちやすいことに気づいたことがある。
なにか法則があったのだろう。
(高さとは思えないので、角度だった可能性が高い)
こうしたことは経験則だけはなんとなくあって、
定式化がすすめられていないものだ。
人間工学、そういうことをしてないのか……
(傾向は分るものの、何センチがどれくらいの影響があるのかとか、
前腕の長さの何分の一がいいとか、
定量的なことがしりたい)
2021年08月03日
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