遊舎さんのテスターを楽しくいじって、
気に入ったやつを買ってつけてみると、
「あれ?」ってなることよくある。
テスターあるあるだ。
それって、「人差し指の感触でしか試してない」
からなんだよね。
僕の場合、
中指が一番強く、小指が一番弱い。
だから変荷重にするのがデフォルト。
あと薙刀式では親指を良く使うので、
親指を小指並みに弱くしている。
強さ順で書くと、
中>人>薬>小=親
くらいの感じ。
これだけ感覚が違うのを、
人差し指一本でテストするのが、
そもそもテストの仕方として間違ってるのだ。
つまり、
テスターは、5本の指で感触を確認しなければならない。
たとえば、
Ink Yellow、Ink Blackは人差し指中指ではすごくいいんだけど、
小指には重すぎる。
NovelKeys Cream、Durock Cobalt、Everglide Aqua Kingも同様。
Durock Alpaca、Gateron Clear、Akko Vintage White、
Durock L1、Gateron Silver Proなどは、
どの指もいける。
もちろんテスターが5キーずつあれば問題ないが、
そしたらテスターが5倍の大きさになっちゃうので、
現実的じゃないだろう。
そもそも変荷重がデフォじゃない人は、
よほど指が強いのかな。
あるいは感覚が鈍いのかも。
変荷重を試してみてほしい。
バネ入れ替えるのが面倒なら、
荷重の違うスイッチを複数使うだけで、
幸せになれる可能性があるぞ。
たとえば、人差し指中指を黒、薬指を赤、小指をクリア、
などのようにするだけで、
変荷重は研究の余地があると気づくはずだ。
ひょっとしたら10本指全て異なるスイッチ、
という結論かもしれないぞ。
同じキーボードの中で全て同じスイッチでなければならない、
という理由はひとつもない。
コストとか保守管理の要素に過ぎないだろう。
全スイッチが同じであって欲しい人は、
ピアニストのように特別な訓練をした人だけだ。
キーボードという筆記具は、
特別な訓練を不要にするべきだと僕は考えている。
そもそも俺専用カスタムをつくるのが、
自作の楽しみだしね。
僕は今のところ一種類しかないバネタイプを、
少し軽くするためにバネ切りして使っている。
その精度にバラつきがでるので、
弱いやつを小指に、強いやつを中指に当てたりしてる。
押下圧でいえば5g程度の差だろうが、
それでも変荷重にしたほうが心地よい。
今度からテスターは5本の指で常に触らなければ。
傍目からは変態に近いのか?
でも「触覚」のことだからなあ。
TENGAがキースイッチやキーキャップやパームレストをつくったら、
どんなに心地よい触覚のものをつくるだろう?
2021年08月08日
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