アクションスターって最近いないよね。
最後のアクションスターは真田広之じゃないかな。
小学生の頃「宇宙からのメッセージ」を東映まんがまつりで見て以来、
僕の中のヒーローの一人だった。
ジャッキーチェンのカンフーブームの頃、
中学に入って少林寺拳法をはじめてから、
映画「少林寺拳法」の主演の人、というイメージは支えになった。
志穂美悦子と戦ってたなあ。
どっちも初段なんだっけ、五指を開く少林寺独特の手が印象的だったな。
まあ千葉真一は少林寺の宗道臣も、極真の大山倍達も演じてるんだけどさ。
(水野美紀も少林寺出身てのは身近に感じてて、
春麗役でスト2ターボのCMに出たのは嬉しかった)
「新幹線大爆破」も「戦国自衛隊」も「魔界転生」も、
監督作としての「激突」も、何回見たか覚えてない。
俳優として意識したのは、
「エイセス」の戦闘機乗りからだろうか。
トップガンのパクリ企画だったけど、
(ベストガイよりましか)
肉体派は何やってもカッコいいなあとおもったな。
大人になってから「影の軍団」を知り、
やっぱインチキスレスレのほうが、
千葉真一は輝くなと思った。
なんだよあの柳生十兵衛の髪形。あんなの似合うの千葉真一だけだぜ。
(ドラマ風魔で竜魔を眼帯にしたのは、
柳生十兵衛が下敷きにあるのは明らかだ)
外連味。
彼がいなくなったあと、
それを継げる役者はいるのだろうか?
「キルビル」の寿司屋役はひどかったが、
それでも外連味ある役はサニー千葉のものだったさ。
昭和とは、外連味の時代だったかもしれない。
すっかり大人しくなってしまった令和に、
千葉真一エキスを飲ませてやりたい。
濃すぎて吐いちゃうな。
あの世でブルースリーとひと勝負して、
映画秘宝に特集されてほしい。
コロナで急変したという。
流行りを抑えるのも千葉真一っぽくていい死様だ。
実は生きてるかも知れないと思わせるのも、千葉真一ならではだ。
今日本に元気が足りないのは、
こういういい加減で外連味のあってキレキレの、B級が足りないからだ。
僕は何を今更と思われるでしょうが、
仁義なき戦い、広島死闘編の
大友勝利役が大好きでした。
身体中から熱気をほとばしらせて演じる
大友勝利にゲラゲラ笑わせてもらいました。
また近く見直したいなと思います!
そうですね。
時代に足りないのは熱気かもですね。