2021年08月23日

世界を救うのは少年少女になる理由

そういう願望を描いてしまう、観客の側の闇。


男女交際の成功者は、漫画やアニメを見ない。
漫画やアニメを見るのは、敗北者である。
(異論は認める)

あるいは、フィクションの世界にまで、
現実によくあるような、
男女のリアリティのあるドロドロしたものはいらない。

そうした人たちが、
ピュアなものを求める。

汚れてしまわない前のものをだ。

だからキスをしたこともないし、
セックスをしたこともない少女や少年が、
世界を救うことになる。

恋愛はノイズだ。
正確にいうと、
登場人物にとってのノイズではなく、
観客側にノイズとして発生するのだ。

だから、シンジも綾波もアスカも、
14歳である。
童貞で処女で、いや、
それすらどういうことか分かってない体で、
世界は救われる。

恋愛に成功されてもむかつくし、
失敗したらざまあとなって、
ストーリーのノイズになる。

だから、
あらかじめそこは去勢されてある。


僕は、それは世界の歪みだと思う。
年頃になったら性は興味の第一番に来るだろうに。
それを知らない少年少女が世界を救う願望は、
どう考えても観客の闇だろう。

ジャンヌダルクは処女だよね。
その願望と同じだな。

いつからか、
少年ジャンプの主人公は、女に興味がない体で、
話が進むようになった記憶がある。
女子が少年の物語に逃避し始め、
少年漫画なのに読者として流入してからだろう。
その時期から、主人公は性の話が出来なくなってしまったように思う。


少女が世界を救う願望は、歪んだ願望だ。
少年が世界を救う願望も、歪んだ願望だ。
見る側の闇の、鏡像だと僕は思う。
「そこに訴えると売れるぞ」と、
商売として固定し始めたのは、
もっと闇だと思う。

だってやっぱり嘘だもん。
posted by おおおかとしひこ at 03:03| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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