2021年08月27日

【自キ】スイッチ改造の現在

ゆかりさんが俺が通ってきた道を行っててちょっと面白い。
https://twitter.com/eucalyn_/status/1430065070176800768


ステムの穴に詰め物をしたときに、
柔らかいものだけだと柔らかすぎるので、
硬いものも入れたろ、のアイデアまで同じ。
3Dプリンタで精度良く部品を作れるのが違うけどね。

で、最近の改造アイデアをまとめて書いておきます。

スイッチは、
Gateron Pro Silver。
Boxステム、スピードスイッチ、プレルブに加えて、
2ステージスプリングが入ってるのが特徴。
スロースプリングよりもさらにまろやかで、
始動と終点の差がない感じのバネ。

これを、
・バネ切りしてやや軽くする(一巻き半程度)
・ボトムハウジングの中敷きにマステ6枚重ねのクッション
・トップハウジングに0.5mmシリコンシートで静音化
をしている。

貼り付ける物体の厚みで、
アクチュエーション-0.5mm、
総トラベリング-1mm程度、
が実現。
スピードスイッチ的に、
もともと1.3mm/3.4mmから、
0.8mm/2.4mm
くらいになった感じ。
僕の理想がMacのパンタグラフくらい浅い感じなので、
だいぶ近づいた。

トップハウジングは今ままでと同じようにしているが、
ボトムの「マステ6枚重ね」がキモ。

マスキングテープは3M製の黄色いやつ。
マステの正体は「粘着剤つきの和紙」だ。
和紙はかつて鎧にも使われたほど強度と柔らかさがある。
重ねれば強くなる。
なので6枚重ねて柔らかいクッションにするわけ。
3枚重ねをカッターマット上で作って、
4パーツ切り出して、2パーツずつ重ねて貼ると作業が楽。

またこのスイッチはヌルヌルにルブが効いてるので、
あぶらとり紙なみにマステがルブを吸う。

なので、Krytox 105を追いルブしておく。
205がスタンダードだけど、
最近のプレルブは105が主体だ。
こっちのほうが滑る感じになると思う。
これに慣れると205ルブがもったり感じるんだよね。


マステ重ねの底打ちは、
柔らかさを感じながら、
底打ちの硬さもほどよく残って、
シリコンやエラストマーより好みなんだよね。
完全に柔らかくしないのがいいっぽい。

柔らかさのパラメータって、
材質だけじゃなくて、
底打ちの強さ、距離、パーツの材質、ルブなどにも左右されるので、
Gateron Ink Yellowで同じレシピが通用するかは分からない。


で、これの気持ちよさを一言であらわすと、
「畳」じゃないかと思う。

和紙はもともと草だし、畳もそうだから、
植物繊維の柔らかさと硬さだと思うとイメージしやすい。
シリコン系だとゴムっぽい柔らかさなんだけど、
畳の感じのほうが僕は好き。

畳に寝転がるあの感じで、
底打ちは少し残る感じ。
実際にはフローリング+ござみたいな感じかも。
柔らかさってボキャブラリーが少ないよね。

参考にされたし。
posted by おおおかとしひこ at 11:41| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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