2021年09月06日

【薙刀式】親指シフトを7年やってやめた人の話

また一人、世界のどこかで親指シフターが一人減る。

親指シフトをやめようかと検討中。リターンに対してのデメリットが多すぎる
https://blue-de.com/stopping-thumb-shift/


Mac以外のOSの検討はなかったのか、
自作キーボード+QMKの検討はなかったのか、
書いてないが、たぶん知りもしないのかも。

こうした「通であるようでいて、
がつんと調べてない人」は、
わりに親指シフトに飛びつきがちだなと思った。
言葉は悪いが半可通だ。

僕もめちゃくちゃ詳しくはないが、
少なくとも親指シフト以外に、
新下駄や飛鳥や行段系があることは調べたのに、
なにゆえこの人が、たかが親指シフトどまりだったのかは不明だ。

環境の変動への追随は、ITの宿命だ。
もうそれを受け入れるしかない。
昔のMOディスク、僕はまだ持ってるけどもうドライブがない。
CD-ROMももう読み込む機械がないよな。
音楽CDもたっぷり持ってるんだけどなあ。
(大事なやつはデータで持ってるけど、
どうせいるならデータで買うだろう)
そうそう、VHS資料もまだたくさんデータ化してないや。

断捨離とおなじで、
「そこまで好きじゃないなら捨ててもいいか」
は、そうかもしれない。
親指シフトがそこまで愛せる配列とは、
僕はどうしても思えないので、
うん、まあ、そうだよね、
などと思いながら読んでいた。

今のところ薙刀式なしでは、
僕はかなり進退窮まるので、
生活必需品レベルになったけれど、
親指シフトは僕にとってそこまでではないな。

書いてあるとおり、
小書きや半濁音や記号系が、僕には愛せなかった。

英語への切り替えは僕は苦じゃない。
どこまで英語を書くかの頻度にもよるだろう。
略号や名詞程度なら適宜切り替えられれば問題ない。
第一、IMEの切り替えが薙刀式はめっちゃ楽だし。


Lacailleは僕は使ったことないので、
ブラウザ上での挙動がどんなものか分からないが、
長文を書く必要があるときは、
僕は別のエディタに書いてコピーする
(大量の文のコピペも、薙刀式は編集モードでらくらくだ)
ので、そんなに不便を感じない。

DvorakJは優秀でほとんど機能するし、
QMKなんかキーボードネイティブだしね。
常用してないけど、紅皿も優秀だ。

Benkeiは使ってないので不明だけど、
そんなに日本語を書きたいのなら、
薙刀式はいかかでしょう。
親指シフトよりマスターが早いと思うけどな。

他の新配列でももちろんいいけど。



ある種の必要性がないと、
日本語配列は結局もとに戻ってくるかも知れない。

「別にローマ字でも苦労してないし」という人は、
それ以上を考えるのに疲れてしまうのかもね。

嫁がいるのに浮気する必要はないだろう。
ただqwertyローマ字という嫁は、
極めてダメな嫁だと僕は思う。
その嫁を乗りこなせるならそれも人生だ。

僕は早々に離縁した。
添い遂げるつもりなど毛頭ない。
環境変動の適応コストを払う。
すべてのエミュレータが使えなくなったら、
別の配列を作るかも知れない。
(たとえばGoogle日本語入力上で実装できる配列など)
そのコストを払う。

あとはどっちが嫌か、みたいなことだろうかね。


qwertyローマ字は脳内変換しないとかいうけど、
たとえば「だまされている」とかすげえ指の動きが悪い。
薙刀式なら2〜3ステップ感覚で打てることばなのに、
ものすごい指を動かさないと辿り着けない。
その差が僕はすごく嫌。
posted by おおおかとしひこ at 20:06| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。