薙刀式では、ほとんどが右手にある。
だ、ない、いや、いいよ、いい、よい、
うん、ないわ、なのだ、だね、だよね、
だねえ、だよねえ、
おもう、おもわれる
かんがえられる(「か」は左)
である(「て」は左)
だめだ(「め」は左)
よし(「し」は左)
のつもり(「り」は左)
そうだ(「そ」は左)
だろう(「ろ」は左)
しよう(「し」は左)
であった(「て」「っ」は左)
オーケー(「け」は左)
かもね(「か」は左)
かもしれない(「か」「し」は左)
したい(「し」は左)
やりたい(「り」は左)
など、だいたい思いつくものは、
ほとんど右手オールか、
右手多めになっていると思う。
で、だいたいこのあと「。」につながることが多いから、
「。」の右手もあり、
「右手で意思表示する」
ような感覚になることができる。
そして「。」は正確には「。確定」なので、
意思を示す言葉(たいていひらがな)を書いて、
「。確定」と無変換確定してしまうのが、
薙刀式の文末の操作だ。
肯定も否定もどちらも含んでいるので、
とにかく自分の意思は右手に宿る、
みたいな感覚になるだろう。
利き手の側に自分の意思を宿らせることで、
書き手の意が文に乗りやすくなっていると思う。
薙刀式は、「左手でつなぎ、右手でとどめ」
の流れを持っているが、
こうした意思表明の言葉が多いことでも、
この感覚が支えられているのだ。
(左利きの方は左右反転版が使いやすいかも?)
2021年10月08日
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