2021年11月03日

【薙刀式】Dactylの曲面の特徴

Redditに45度くらいテントしたDactylが上がってたので。
https://www.reddit.com/r/ErgoMechKeyboards/comments/ql4k4k/joining_the_community_with_a_vertical_dactyl/
珍しい角度からの撮影なので、
逆に3D曲面がよく理解できた。


これくらいテントしても、
高速に打てるのだろうか?
パタパタと打つには楽かも知れないが、
ダダダダと打てるのかは触ってみないとなんとも言えないよなあ。
こうした激しいテントのキーボードの、
打鍵動画ってほとんどないんだよね。

何より僕が疑問なのが、
傾いたパームレスト。
昔傾いたパームレスト作ったら、
「坂を腕が転げ落ちる」
ことがわかったんだよね。

人間の体は、水平なところで休むのは慣れてるのだが、
坂の上だと休んだ気がしない、
ということがわかった。
慣れでリラックスできるのだろうか。
あと、転げ落ちる対策に、
結局布をかまして摩擦に使っていて、
こんな感じで数時間打鍵出来なさそうだなと思った。

激しいテントのネックはこの辺だと思うので、
作者にそこのところが聞けたら面白いだろう。
(さすがに英文全文理解してディスカッションするのはきつい)


で、本題だけど、
Dactylの3D曲面でわかったこと。

・各指のシリンドリカル構造は同じRを使っている。
 中指、薬指がRが大きく、人差し指のRは中間で、
 小指のRは小さめ、ということはないみたい。
・人差し指伸ばし、小指伸ばしの列は、
 そのまま横に並行移動しただけのようだ。
 お椀型に内側に傾けていない模様。

・つまりDactylの設計方針は、
 シリンドリカルを各指の列ごとにバラして、
 Y(奥手前方向)にずらしてコラムスタッガードをつくり、
 Z方向に深くしたり浅くしたりして、
 X(左右軸)に対して回転させて、起こしたり(小指)、
 倒したり(中指)して、
 最後に全体でテント、チルトした感じか。

・それぞれの列でY軸方向の回転はさせず、
 各指の列でシリンドリカル構造は変えず、
 各指の列で個々にY方向の回転を与えて、
 指のねじれに対応させていない、
 ということがわかった。


これは、Lime40や、
僕が作ってるサドルプロファイルのほうが、
圧倒的に細かく作り込んでいることが判明。
うーむ、3Dキーボードを全部並べて、
気が済むまで打鍵したいな…

わりとゆかりさんと僕は、
Dactylのその先に進んでることが判明した。

年末のキーボードアドベントカレンダーで、
3D曲面の解説記事を書き、
同時に発売開始になるといいなあと計画してるが、
果たして完成が間に合うかはわからない。

コロナ第六波が来なければ、
来年くらいにアクリル板のあるキーボードイベントとか、
出来ないものかしら…
posted by おおおかとしひこ at 11:14| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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