薙刀式の最新動画は編集モードによる編集メインだが、
https://youtu.be/eJZW2fwTGTk
これを見てると、
一番使ってるのが移動、次に選択、
その次がBSとDelのようだね。
手書きとの比較で考えると。
消しゴムを使わない、ペン書きのみの原稿の修正を想定、
この時使う修正のための記号類を考えてみる。
削除は二重線ないし一重線。
一文字削除、数文字削除、一文削除あたりの用途。
ブロックごと削除するときは、
四角や丸で囲んで×を入れるかな。
挿入は、縦書きなら<とか{とかの形で、
挿入箇所を決めて、そこに語、文、ブロックを挿入。
ブロックが大きくて書ききれないときは、
用紙Aを挿入などと書いて、別紙Aを添付かな。
ブロックごと移動するときは、
四角や丸で囲み、矢印で行き先を指定するだろう。
ジャンプが激しいときは、
P.○○へ挿入と書き、行き先のP.○○では<でP.XXから挿入、
などと書くだろう。
この時に一番使ってるのはなにか。
「ここ」「ここからここまで」という範囲指定だろう。
アナログ世界ならば、「ここ」は、
ペン先のポインティングデバイスで決まる。
キーボード操作では、カーソルによる指定だろう。
ペン先ですとんと「ここ」に書く絶対指定に比べて、
カーソルによる位置指定は、キャレットを移動させる相対指定。
ここが、デジタルの弱いところかもね。
動画を見て分かる通り、行移動や、
文字方向に5移動と1移動、5選択と1選択を駆使して、
「ここ」や、「ここからここまで」を、
頻繁に押している気がする。
これは碁盤の目とカーソル特有の操作だろう。
これが日本語操作でベストか?
と少し思ってしまう。
ポインティングデバイスのようなもので、
ズバッと「ここに」「ここからここまで」と出来ないかな。
マウスに手を持ち替えるのは動線が長すぎる。
自作キーボードではトラックボール付きのものがあるから、
それがいいのかな。回す速度で大小のコントロールも効くだろう。
いっとき、
画面のタッチパネルのタッチで「ここ」や、
ドラッグで「ここからここまで」を、
絶対座標指定するのを試したことがあるが、
キーボードから手を離して戻すのが面倒で、
あまり使わなくなった。
あと指が太くて、いまいち精度が出ない。
タッチペンを使えばさらに正確なんだろうが、
それじゃマウスに持ち替えるのと同じ手間になる。
画面に指紋が残るのも気になる。
マイクロファイバー布で毎回吹き取るのもなあ。
あとやっぱり、
文章の注目しているところを、
エディタの中央に出す機能が欲しい。
動画では←連打して先をスクロールさせて、
いいところまで行ったら→で戻る、
という頭の悪い方法を使っていた。
「今カーソルがいる行を、
真ん中の行になるようにスクロールする」
という機能がなぜないのだ。
ハーフページアップ、ダウンみたいなことか。
エディタ上の注目視点が、
いつも画面の左端になるのも腹が立つ。
これを防ぐため、
僕はエディタをいつも画面右半分に置いている。
そうすると、ディスプレイの真ん中を大体見ることになるし。
こうした、アナログなら、
「ペン先でデフォルトでやること」
「目を動かせば済むこと」
「ページをめくれば済むこと」
が、
デジタルでは弱い。
その統合環境が作れていない気がしたね。
削除や挿入そのものは、デジタルは賢いかも知れないが、
「ここからここまで」をうまく指定するのに、
一番時間がかかっていたように思う。
まあそれでも遠い十字カーソルとシフトキーより、
なんぼかマシなスピードになってはいる。
もはや無意識レベルだし。
あと、
選択範囲を指定してからBS、
というのは僕はわりとよく使う。
「ここからここまでを削除」というのが分かりやすいからね。
二重線を、どこからどこまで引くのか、
というアナログに近い感覚かも。
今回から5文字選択が加わったので、
とてもやりやすい。
編集モードで、
十字カーソルになっていない理由は、
上下左右1文字移動、5文字移動、1文字選択、5文字選択の、
4種の逆T字をうまく並べるスペースがないからだ。
だったら、文字方向(1面)、行方向(2面)と、
分けてしまえという発想だ。
全部で16キー必要で、片手に収められなかったので。
5と1、移動と選択で、1面2面を分ける案もやってみたが、
押しっぱなしにする手を切り替える(DF←→CV)のが、
全然素早くいかずに諦めた。
だとしたら、使う局面の違う、
行移動と文字移動を面で分けた方がいいなと思った次第。
十字カーソルに対して、シフトキー的なものを加えて、
選択や5文字に変化させる手もあるが、
薙刀式のバインドからは難しいかも。
なのでいい解がないので、現状こうしている。
v14仮になって、カーソル系が整理されたとは思う。
1面2面でまったく同じもののタテヨコ違いになったしね。
ここを充実させない限り、
ポインティングデバイスのほうがいいのでは?
とずっと思ってしまうだろうな。
トラックボール搭載キーボードと、
どっちがいいんだろうなあ。
これらの移動や選択が図抜けて多いが、
次によく使うのは再変換だろう。
選択後(ここでも選択を使う)に再変換をかけて、
ひらがなを漢字表記に、
またその逆に、
あるいは誤変換を正しいものに、
などに使う。
言葉直しで重宝する機能。
あとはちょっとした記号類で、
常用する編集モードはほぼ全部かな。
そうそう、
今回から新しく入れた、
「選択範囲を「」で囲む」と、
「選択範囲の前後のカッコを外す」は、
うまく機能してると思う。
範囲選択してからBSと似たようなもので、
ここからここまで関係を処理する感覚。
移動して「」を挿入したり削除したりと、
選択するのは同じ手数だと思ったので、
視覚的にわかりやすい方を採った。
となると、
やはり圧倒的に使うのは移動と選択だと思う。
5移動して1移動で戻るとか、効率が悪いよね。
「ここからここまで」が一気に指定できる方法は、
ポインティングデバイス、しかないよな。
自作キーボードでは1Uユニットのトラックボールがあるが、
相対位置指定という意味ではマウスと変わらんのよな。
iPhoneでは、
タッチパネルでデバイスが統一されていて、
「ここ」「ここからここまで」は、
指を動かして絶対指定ができるし、
そこからシームレスにフリックで打てる。
そういう風にならないものか…
手をそこに動かすように、
カーソルを動かせれば…
視線入力しかないのか?
ちなみに、
JISキーボードで同じペースで編集は出来ないと思う。
色々動線が遠すぎるからね。
30キーに動線が練られた配置になってるから、
スイスイ進んでいる気がする。
文末まで削除、再変換、Delの配置の、
UIO位置はかなり気に入っている。
カーソル系からの動線が良いからだ。
こんな風に各機能を動線ありきで練った配列は、
今のところ薙刀式のみ?
これをまんま他配列にも移植できるから、
使いたい人は上手く移植してどうぞ。
でも薙刀式の単打、←→BSとの組み合わせが必要かも。
移動、選択に問題を抱えながらも、
キーボードで出来るベストはこのへんかなあ。
悩む日々はまだ続く。
2021年11月09日
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